2007年9月13日木曜日

Windy Pass




(7月13日の記事です)

タルキートナを越え
翼の延長線上にデナリを見つつ
さらに北上(写真左)

デナリを形成するアラスカ山脈を越える場所へ

Windy Pass(ウインディ・パス)という
その名の通り風の強い峠を越える。(写真右)

デナリといえば、この季節。
誰もがデナリ・ナショナルパークなる場所へ行くようです。
特に写真家さんがよく行く場所みたい。

上空から見るとひとすじの道、、

このたったアラスカの一部分から
生まれる作品はどのくらいあるのだろう?


僕は写真家ではないからかもしれないけれど

何か人に見せたい風景や行為は
まず自分がやってみたい旅や
なにやら面白そうな冒険を計画し
それに実際に出かけて

その旅の過程で
「ああ、、」と唸るほど
心の奥底を刺激されるような対象に出会った時に
たまたまカメラやら記録媒体があって
撮るだけのことであり
いわば自分の旅の副産物であって、、

自分が望んだ苦労や困難の果てにある
本当にやりたかった旅の一つの
ごく簡単なオマケみたいなものだとおもうのです。
深く刻まれるのは、自分の心であり
フィルムでもCCDでもなく。

よく心うたれる作品は、
その旅の過程からこぼれ落ちるものであり
旅そのものの結晶ではないんじゃないかと。

手付かずの自然への探訪という
アラスカの旅がメインなら、何でわざわざ
人のいるところなんていこうものか。

せっかくアラスカに来た写真家さんが
デナリなんとか、に行くと聞くと
寂しい気持ちになるのは僕だけなんでしょうか。

デナリ公園のお土産屋さんが立ち並ぶ
上空を飛ぶとそんなことをおもったりするのでした。


写真中央:Windy Passの状況を必死に読図するフリをする

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