2010年9月29日水曜日

大阪にて写真作品を出展しております



ワイルドライフアート作家
きむらけい さん

から

ありがたくもお誘いを受けていた
大阪での合同企画展に、
昨日から作品を出品させて頂いてます。

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ジオアートワークスWILDLIFE ART企画展
花博20周年記念咲くやこの花館特別企画展
「WILDLIFE ART展2010 緑豊かな地球を考えよう」
http://bit.ly/aWPtdD

開催期間:2010年9月28日(火)~10月24日(日)
会  場:咲くやこの花館 〒538-0036 大阪市鶴見区緑地公園2-163
電  話:06-6912-0055
http://www.sakuyakonohana.com/index.html
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作品は、アラスカの写真×4。

カリブーと自然をテーマにした
組写真として構成したA1写真であり、
きむらさんのおかげで
製作することができました。

企画のメインは

ジオアートワークスさん達の、作品がメインですので、
素晴らしい作品を楽しんで頂けると思います。

関西方面の方は、ぜひ足を運んでみてください。


ちなみに、私のステージイベントと称しまして、

空撮映像と音楽で綴る美しき極北の世界
日 時:10月16日(土)
第一回:13:00~14:10
第二回:15:00~16:10
[写真/映像]:湯口 公氏
[演奏]:松前 公高氏/『みんなのうた』で放映された
「おしりかじり虫」を共同作曲したシンセサイザー奏者として知られている。


を行いますので、
これもあらためて来て頂ければと思っています。

2010年9月19日日曜日

明日、出演番組「地球の目撃者」の放送です




明日のテレビ朝日系列(関東圏のみ)
9/20(月・祝)、朝10:30より

地球の目撃者(主演:前川貴行さん)アラスカ編
http://www.tv-asahi.co.jp/mokugekisha/

が放送されます。


そこに、空からの案内役として少し登場しますので、
関東圏の方は、ぜひご覧下さい。

カリブーを追う動物写真家、前川さんの姿を追ったドキュメンタリーです。

前川さんは、真摯に動物と向き合う素晴らしい方で、
旅の記憶が、いろいろと思い出されます。


水上着陸?、超!短距離着陸など、なかなか面白いシーンが出ています。
関東圏のみなのが、残念なところですが。

2010年9月17日金曜日

9/20「空の日」イベントの講演会です


9/20(月・祝)に

北海道航空協会主催

「空の日・航空の夕べ」
http://bit.ly/9U91RK

北海道・札幌、
道新ホール8Fにて


が開催されます。

そのプログラムとして講演を30分ほど行います。
初公開のカリブーの映像や、BushLandingの映像を
大きなスクリーンに投影して見てもらおうと思っています!

札幌在住の方はぜひいらして下さい。

その他、映画上映や
音楽演奏、そして抽選会もあるようで、
空の日イベントとしては、楽しめそうです。

2010年9月13日月曜日

9/11-12日高・幌尻岳

北海道・日高の山!!
_MG_8927
今週は、北海道・日高山脈の「幌尻岳」


今年は、女性が道中の沢で流され死亡するなど
けっこうな騒ぎのあった山域だけに、
入山前、いろいろな人から心配されましたが、

_MG_9081
沢屋(だと思ってる)

我々は、了解という感じで

ただ、林道歩き長いなぁ、、尾根歩きやだぁ、、、

という一般登山者が聞くと、眉をひそめるような
発言をしながら、入山しました。

この山「幌尻岳」は深田久弥・百名山であるだけに
大人気であり、人が多いのですが、それほど簡単でもなく
登頂まで三段階を踏む必要があります。

1.駐車場ゲート~沢(北電取水口)までは、林道歩き。

2.取水口~幌尻山荘は、沢歩き。

3.山荘~頂上までは、整備された山道歩き。

それにしても
100名山ピーク・ハンターの多いこと。

会う人、あう登山者に

「百名山ですか?」と聞くと

確実に頷く登山者の皆さん。

目標を持つことは、良いことで
皆さんの目は、とても輝いています。

とくに山荘では百名山フィーバーで、
なにか北海道ローカルな我々も
洗脳されそうになりました。

同行した道産子・友人のつぶやき、

「百名山なんかより、いい山はたくさんあるのよ・・うんぬん」(笑)

_MG_9093
ナショジオ風な探検撮影

_MG_9115
登山行程では、沢パートが一番楽しく、

山道歩きでは、ほとんど記憶がなく、

しかしながら、山頂付近の氷河の名残であるカール地形は
なかなかの迫力です。
幌尻北カール_パノラマ1

今度は、沢を詰めてカールでヒグマを観察しよう。

などと、よからぬ事を考えつつ、
山頂へ。
幌尻岳頂上_パノラマ1

日高山脈は、懐が非常に深いので
東西南北、どこを見渡しても「山、ヤマ、やま」の
どことなくアラスカのブルックス山脈に似た感じがしました。
そう、日本っぽくないんです。

そしてこの日の宿泊は幌尻山荘。
_MG_8947

_MG_9043
案の定、騒ぎすぎて怒られる(×2)も、
無事に山小屋泊を乗り越え(笑)
いつも、誰もいない場所で、騒ぐ我々にとって
怖いのは、熊だけではありません。


日高は、最初で下見的な山行でしたが、
今後は、沢を中心に、そろそろ攻めてみようかなぁと
十分に思わせる素晴らしい山域であることは確か。

また、日本、北海道から
離れがたくなってきました。

2010年9月6日月曜日

9/5 漁岳




9/5(日)

支笏湖周辺の山、
沢と冬でしか山頂を踏めない漁岳へ。

最初、好天→登るにつれ霧雨&風。
しかし遡行中、自然の恵みが。


なめこ


オショロコマ
(マイミクのMasaさん&Sanaちゃん@釣→ほとんどリリース)


F1の滝壺で、釣り実施の二人。

沢の醍醐味は、狩猟採集にあり。

獲って喰って、それから自然の喜びと本当の大事さを
学ぶというものです。

沢自体は、人が入っているので
テープも至る所に張っており(どうかなーと思いますが)
迷いにくかったりします。


たまにちょっとした滝もあり、
若干、アドレナリン放出OK。

読図技術の再確認をしたい私には、
ちょっと面白くない感じでしたが、
それでも、
沢水がなくなった場所では、コンパス片手に
うっそうとしたヤブに覆われた源頭部歩きを楽しみ、
それを越えたあとには、
雲に覆われた山頂へたどり着いた瞬間の
喜びがありました。

頂上での食事。

札幌で一番ウマイ、ベーグル。
(Sana持参、行列覚悟で人気店に買いにいったそうで)

世界で一番ウマイとMasa氏に絶賛されるベルギービール。
(Masaさん持参、すごいなー、ありがとう)

日本で一番病みつきになる味、チキンラーメン。
(普通に生協で、購入)

11時間行動の、お疲れツアーでしたが
それだけにイベント沢山、
素敵な1日となりました。

Masaさん、Sanaちゃん、また行きましょう。

あ、小金井温泉も綺麗でよかったなー。
結構ソバがうまかった!

2010年9月1日水曜日



白神山地へは、弘前から西目屋村と言うところへ
車で向かい、そこから入渓してゆきます。

そこから、目指す場所へ歩き出すのですが、
白神山地には、これといって高い山はありません。

最高峰は向白神岳(1,243m)ぐらいで、
われわれ登山家の意味する
「白神山地に行く」は、
=「沢を歩き巡る」という意味になります。

山に登ると言うよりは、

広大なブナ林を水平に旅する

とうことですね。

白神の沢登りは、

川を上流へ遡ってゆき(遡行)、
その川の水が流れ出る最初の場所(源頭)までをたどり、
尾根を越えて、反対の沢へまた下り、
次の源頭部を目指す、

という歩き旅となります。

沢づたいの歩きは、もちろん道や標識などは皆無、
しかも水がなくなり、ヤブが濃くなる源頭部は、
自分の居場所が分かりにくくなる場所です。


尾根を越える前の源頭部での読図は、慎重になり
コンパスと国土地理院の1/25000地形図を
頻繁にチェックするようになります。


そして、その途中で出てくる、手強い滝やガレ場。
これを越えるためには、
ロッククライミングのようなスポーツ的登りはしませんが、
確実でケガをしない登攀能力と確保手段、
そしてスピードが求められ、
パーティー全員のクライミングにおける総合能力が問われます。

全身を使いながら行動し、
常に自分の居場所を確認しつつ、
パーティーのことを考えながら
目指す場所へ突き進む。


基本的に道が整備されている夏山とは全く違う
世界を味わえるのが沢の醍醐味です。
写真のように、時には泳がねば先へ進めない時もあります。

さらに沢は、キノコ、岩魚、ヘビ(たまに食べるウマイ!)があって
それを現地の焚き火で調理して食べるという快楽的
自給自足行為が現場で出来るので、やめられません。
(白神では、これら行為は禁止されていますが)

最近は、沢+狩猟をミックスしてみようかと
考えているところです。