2008年10月27日月曜日

北海道、秋の沢紀行

素晴らしい秋晴れ、紅葉
10月25日の北海道。


アラスカで黄葉(黄色い)を見てきたと思ったら
今度は北海道で、紅葉(赤い)を堪能。
どこで見てきたかというと・・
北海道の某渓流で見てきました。

渓流を歩く=沢登りという登山の一種は
私の最も好きな夏の遊びなのですが、ここ数年の夏はアラスカに行っており
本格シーズン中に出来ないのが残念なところ。
今回は時期も遅いのですが、相棒を誘って行ってきました。

紅葉を見上げる相棒

中小の滝が現れるものの快適に歩ける、これが楽しい。

途中、イワナを釣ったりキノコを採ったり
これぞ、日本の山河遊びです

歩きながら・・・考える

先月までは、ガソリンぶちまけて飛行機飛ばして、
アラスカ果ての村やツンドラの大地に身を置いていたのに
今は日本の深い森の中で、
自分の足でゆっくりと歩いている、、、この不思議さ。

アラスカの途方もなくでかい自然を空から見た後は、
日本の自然がとても緻密で凝縮された
盆栽の中に存在する宇宙に見える。

遙か北にあるアラスカの自然も大事だが、
身近にある日本の自然は、さらに大事であるのだなぁ・・・。
そんな妙な気持ちに浸りつつ、
それは、自分が日本人なのだから普通の感情なのだと、
濃い緑の森に流れる、冷たい清流の中を歩きながら
極々自然に納得したりしてました。


そんなことを考えていると、
巨大な滝!

人が右下にいます(見えますか)
とにかく大きな滝、大迫力です!
そして最後は、滝下でビールと袋ラーメン。
あ、これビールじゃなくて「第3の・・」だけどね。
(最近、貧乏すぎでノーマルビールを飲んだ試しがない)


帰りは、
柱状節理と紅葉を堪能したり、

エゾ鹿の足跡を探ってみたり。




いやぁ、日本って本当にいい。
毎年アラスカに行くたびに、
その再認識の度合いが深まります。

次の出版は「北海道の自然を楽しむ」がテーマ。
なんだかその製作意欲が高まってきました。

海外に行かなくとも・・

身近なところに
素晴らしいものがあるんだっていうこと

伝えたいなぁ。

2008年10月21日火曜日

スタイル

昨日は、月曜日。

久しぶりに、日本に帰ってきて
自分のことができる一日でした。

でも・・・
HPの整理(まだアラスカ滞在!ってなっていましたね)や
遅れ遅れになっていたメールの返事などのたまっていた事柄を
こなすのに丸一日かかってしまいました。

そういえば、全然関係ないのですが
昨日の夜は中日が阪神に競り勝ち(燃えた!燃えた!・・え?意外?)
CSシリーズの第一ステージを突破しました。
思うに落合監督の采配だけでなく、あの人の生きるスタイルはとてもクールで
(3冠王3度かつ2000本安打達成しているのに名球会入りを断ったり・・)
中日というよりは、落合博光という人間を応援したりしているのですが、
人が誰かに心酔するというのは、スタイルそのものに対して・・
なのだなと今更ながら、思います。

ついでだから、好きな人やブランドを上げてみると

アップル、スティーブ・ジョブス、新庄剛志、池田晶子、村上龍、BOSE、Carl Zeiss・・

現実を見つめつつ、それでもあきらめず何か新しいものを作ろうとしている人は
いいなとおもったりします。とくにスティーブ・ジョブスは凄いと思います。
彼がいなかったら現代は、なんと面白くなかったことか・・と思うのです。
そして彼のやっていることを見ていると、
なにか新しい流れや考え方は、集団ではなく一人の才能が作るのじゃないかと思ったりします。


ジョブスのスピーチ、とある友人から教えてもらったのですが
なかなか良いですよ、ぜひ。↓

(その1)


(その2)

2008年10月19日日曜日

北海道雪崩研究セミナー

北海道雪崩研究セミナーに
写真展の後、気の向かぬままパネリストとして出席しました。

気の向かぬ、というのは
アラスカから帰ってきて猛烈な忙しさに
温泉でも入ってノンビリしたいな・・という意味で。

でもセミナーで前に立って発言すると
そんな気分も一新。

みんな真剣、考えている。

思うに、冬山という遊びが
我々の体験談を聞きに来ている皆さんにとっては
大変に重要な事柄であり、趣味というか遊びを越えた
人生の一部なのだなと思いました。

確かに去年居合わせた雪崩では、4名死んでいるから。


道産子は結構考えている。

北海道の冬は、抜群の面白さがあります。

来年出す予定の「北海道アウトドア本」に
影響がありそうな今回の雪崩セミナー。


次世代に残せる本にしたいと思いました。

2008年10月17日金曜日

写真展終了後・・

やっと札幌でおこなっていた写真展が好評のうちに無事終わりました。
来てくださった皆様、手伝ってくれたみんな
本当にありがとうございました。

最終日は、後片付けのあと
札幌で食事をしてから車で帰宅。
深夜2時頃、倶知安の我が家に到着です。

その後、それまでの睡眠不足を補うように10時間眠りっぱなし。

起きてからしばらくボーッとしつつ、
7月下旬から始まったアラスカ飛行のすべてが、
この写真展終了でやっと終わった・・・

思いました。



しみじみと、思うことは


今年も死ななくてよかった・・




死を意識することは
そんなに悪いことではありません。
何かに対して総力戦で挑んでいる自分に
文句や愚痴の入る余地はないから。





写真展や出版などパブリックなことをやると

「湯口さんは、こっちの方に進むのがいい」

なんて言われることがあります。

でもそう言う人は、
何をもって「こっちがいい」というのだろうか?と
本当に不思議な気持ちになり、
そういうことを聞くと全く逆の方に進みたくなるものです。
やはり、この国では誰かのアドバイスとは
正反対に進む方がいいのかもしれません。

とにかく世界は広く
いろんな人種がいるわけで。


明日は、「北海道雪崩研究会」のセミナーでのスピーチ。
まったく予定外のスケジュールで、準備もかなわず
何を話そうか、思案中。

休めるのは、その後かなぁ。

2008年10月9日木曜日

写真搬入&収録

写真展前日。

今日は、ニセコから札幌駅前まで写真やら展示物の搬入に
行ってきました。

一昨日は、写真展などのPRのために
テレビの収録&インタビュー
(今日10/9、HBCのHANAテレビ17:40ごろ放送らしいです)

思えば、一週間前の帰国から
ずーっと写真とトークイベントの準備に
かかりっきりで、本当に忙しかった。

忙しいというか、狂気の沙汰?
久しぶりに戦闘機時代のあの運用ドタバタモードを
思い出してしまった。
ああいう、忙しさも・・・悪くないけど。


札幌紀伊国屋の2Fのイベントスペースは、2面ガラス張りの
かなり面白い場所で、駅前を歩く人からも視線を感じるような場所です。
アラスカで使ったテントなどをオブジェにして展示としては思いっきり
遊んでいますので(笑える小物も沢山あります)札幌の方はぜひ!


では、今更ながら
明後日の準備をします

明後日のトークイベント(10/11夕方6時から)
もよろしくお願いします。

ホント時間ないなぁ・・

2008年10月4日土曜日

帰国&写真展

ばらく日記も書いておりませんでしたが
いつのまにやら無事に北海道へ帰国しました。

今回は、いままでのアラスカ行の中で
最もいろんな場所へ、最も遠くへ飛んだ
実りある飛行でした。

いや〜飛んだ、飛んだ

というのが正直なところです。
(そして安全に終わって良かった・・・)

報告のメインは、
ブログから徐々に写真展などへシフトしてゆこうと思っています。

帰国後第一弾の写真展をよろしくお願いしますね。

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日時:2008年10月10(金)〜16日(木)
  (トークショー:10月11日(土))
場所:札幌駅前 紀伊国屋2F
※10月11日(土)は、トークショーを同場所、
紀伊国屋1Fスペースにて行います。(*変更になりました)
夕方(午後6時)から約1時間半ほど行います。(参加自由、無料)

「アラスカ極北飛行」で使用された写真をはじめ、
未公開写真なども展示いたします。
また大型モニターを設置し美しいアラスカの映像なども放映予定です。
札幌駅前という大変便利な場所での開催ですので、ぜひお越し下さい。
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大判写真を沢山、私自身もA2大型プリンターを購入し
凄い??写真を続々作成中です。
また大型テレビを搬入して、ハスキーの映像も紹介します。


あと一週間、温泉に行く暇もなく
あわただしく準備しています。

では、写真展&トークショーで。

p.s.
若干名、ボランティアで写真展のお手伝いを募集しています。
(一日だけでも結構です)