2010年12月29日水曜日

2010年の総括

しばらくご無沙汰していますが、
私は、相変わらず北海道を楽しんでいます。

12月25-28と4日間、北海道のアウトドア中心部?である
日高と富良野に滞在していました。

日高では、雪の針葉樹林帯のなか、
スキーを履いてエゾ鹿猟を



富良野では、快晴の中を
富良野岳中腹の山岳パウダースキーを


楽しんできたのですが、やはり自然の中でよき山仲間達とうまい空気を吸いながら、行動をともにするのは、素晴らしいことですね。狩猟も山岳スキー滑降も、ともに大事な私のライフワークなんです。もう今年の締めくくりとしては、なかなかの体験でした。

今年の締めくくり〜総括と言うことに関していえば、最近のブログアップ数の少なさもあり、いろんな方々から、もっとアラスカの報告や記事を読みたい、湯口は一体何をしているんだ?というメールをここ数ヶ月、頂いてきました。

よく見てみれば、ブログも11/1から更新していないんですね。


今年のアラスカに関しては、例年の2倍の時間数(200時間)を短期間(3ヶ月)で飛行し、これでアラスカ総飛行時間も、5年間で700時間は超えてあらゆる場所を目に焼き付けてきたので、ほんとうにもう個人としてできるアラスカの自由飛行は、かなりの線まで到達していると思えるところまできた、と思っています。

アラスカで感じ取ったことは私の中にたっぷりストックされていて、その一部が写真や体験としての文章で、そのうち公表されてゆくと思います。その意味、5年間という時間は、飛行機乗りである私とハスキーのスピードには十分なスパンであったかもしれません。

ここで私の本を最後まで読んでいただければ、分かると思うのですが、夢は「叶えるまで」が夢であり、叶ってしまったら「それはもう夢でなくなる」という、まあ、漠然としたメッセージを感じ取っていただけているんじゃないかと思います。

いま、自分でも忘れかけている本の帯の言葉を読んでみると、

未知なる世界へ挑戦し続けること
それが夢の真っ直中に身をおく唯一の方法。

と書いてあるのですが、書くのは簡単、実行するのは困難ですね、
本当に自分でも次の段階にさしかかっているのだ、
といろんな事を暗示させる言葉を書いておきます。


キーワードは、帯の言葉通り「挑戦」です。

夢を語る以上、
安易ではなく厳しい方向へ行くべきだし、
それが自分そのものであると思っています


よく「アラスカで私の飛行機に乗りたい」とお願いされたりするのですが、もし運良く飛べたとしても、それは乗せられているだけで、あなた自身で飛んでいることにはならないのですよ、
さあ、ご自身でどうしても飛びたいなら、どうぞご自身の努力で飛んで下さい・・
あらゆる意味を込めて、最近思ったりします。

簡単に実行できる、凄い体験などありません。
果てしない苦悩と眠れぬ夜と、飛び出す一歩にプラスして
相当の努力がなければ、
未知の世界にはたどり着けません。

逆に言えば、それさえあれば、
誰にでも違う世界が何度でも開けてくるはず。


みなさんにとって来年が良い年でありますように。