2009年11月27日金曜日

地球環境〜永久凍土について知ろう。

エコ、地球温暖化、地球が危ない・・等々。

我々は、様々な媒体(テレビ、雑誌、ネット)を通して
そんなメッセージを受け取り、なんとなく、というか

「そうか、地球は危ないんだ」

と漠然に思っていたり、

「本当にそうだ!いまアクションを!」

と思い、本当に行動を起こしたりしている人もいるでしょう。

なぜか?オーロラ写真家やスキーヤーまでもが

「地球が危ない!!」

と騒ぎ立てている昨今。


しかし、冷静に考えてみると

「その判断基準である根拠は、どこから来たものか?」

という疑問が当然のごとく残ります。
大々的に発言するならば、それは自ら見て知って
判断し、得た意見でなければいけない。

時間のない我々にとってわかりやすいテレビや新聞は、
非常に参考になる情報ですが、それがすべてではないと言うことを
知ることは、もっと大切です。

そして、もし本当のことを知って世に伝えたいと思ったら、
雑誌やネット、新聞の記事、人の又聞き情報は、根拠になりません。
本当の自分の情報として伝えるためには、
自らその世界の飛び込み、自分の体で確かめなければいけません。
それは、人生を費やさなきゃいけないかもしれませんし、
とんでもない苦痛があるかも、そして
もしかしたら一生答えが出ないかもしれない。

それでも、「引用で生きている人たち」に比べたら
なんと尊い生き方であろうと思います。


以下、アラスカ大学教授、吉川氏の紹介です。


友人である八戸氏の紹介文章より

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チャーターしたセスナを駆って、一日に幾つもの小さな村を回りながら、穴掘りと、学校を訪れては子供達に永久凍土についての講義を解りやすく行って歩く。穴掘りとは、地中数メートルに数点の温度センサを埋め、データロガーで地中温度をサンプリングし、その後、一年サイクルでデータを回収する。すでに、数百点の計測ポイントが世界各地に点在し、日々自動的に計測されている。

中略

アラスカ大学、永久凍土を研究している吉川教授は言う。大気温度や地表面温度を測っただけでは、地球温暖化等の変化を正確に読みとることはできない。しかし、僅か数メートル地下の温度は、夏冬の気温に左右されることなく一定の温度を保っている。気温の変化というノイズを排除し、地球の体温を正確に計ることで、地球の状態を把握しようというのである。
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ちょっと固くなりましたが、
以下にアラスカの小学生向けのビデオと日本の高校生向けマンガを
載せておきます。


八戸氏の紹介文章より

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彼がもう一つ力を入れているのが、「トンネルマン」のビデオ制作だ。自らがタイツを履き、マントを身にまとってトンネルマンと称したキャラクターを演じている。もちろん胸には、トンネルマンを表す「T」の文字。アラスカを始め全世界の子供達が、科学に興味を持って、将来、一人でも多くのサイエンティストが誕生する事を願っての活動である。実際、彼のトンネルマンのビデオは、良くできており、子供達の興味を強く引きつけていた。アラスカの小さな村の学校で子供達が吉川に、「Are you tunnel man?」と声をかけた。「It's a seaclet.」と答えて場をわかすユニークさも持ち合わせている。
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これに紹介されている広報用ビデオの紹介です
(注:アラスカのネイティブ村に住む子供達用に作成)
アラスカ大学の教授でもある吉川氏のオリジナル「トンネルマン」ビデオ。

パート1
http://www.youtube.com/watch?v=Z4WQY-SgayA

パート2
http://www.youtube.com/watch?v=RmuuIvXhIbs

パート3
http://www.youtube.com/watch?v=nOe1G_3jYak

パート4
http://www.youtube.com/watch?v=2iz7bpPrkgI

サイエンティスト誕生を願うばかりではなく、ネイティブ村には何が起こっているのかを
知ってもらいたいという願いもこのビデオには込められています。
このビデオが各ネイティブ村の学校で放映されてからというものの、
ネイティブ村ではトンネルマンは非常に有名です。

〜マンガ〜

以下が、日本の高校生を対象にした永久凍土に関するマンガ
「トンネルマン」です、PDFですダウンロードしてください。
http://talkeetna.sakura.ne.jp/pict/Tunnel%20Man_J.pdf


以上が、吉川氏の広報活動の一端ですが、
その他、大学教授という立場以外にも
NASA関係の仕事など幅広く地球環境に関して研究活動をされています。
詳しくは、
http://www.uaf.edu/permafrost/

で確認していただければ、氏の活動がアップデートされています。

2009年11月26日木曜日

パタゴニア横浜の講演会告知です

やっと?
パタゴニア横浜ストアイベント情報が告知されました。

こちらをクリック

予約案内もこちらにリンクがあります。
直接、電話して予約してくださいね。

パタゴニア横浜の電話:045-681-9035



p.s.
当日は、講演会終了後にDVD、本、北海道ジビエ!?販売します。
現在企画中の写真集の販売予約も出来たらいいなぁ・・と思っています。

2009年11月19日木曜日

パタゴニア横浜店で講演会を開催します。

下記の通り講演会を実施しますのでご報告です。




日時:2009年12月11日(金) 夜7時30分〜9時分
場所:パタゴニア横浜・関内店→場所はこちら


イベント終了後、
DVD&出版物&ジビエ(予約!)を販売。


※写真展示は、明日からやっています!






講演会の予約は、
電話(パタゴニア横浜・関内店の電話045-681-9035か直接店舗にて)
イスに座れるのは、50名だそうです。
あとは立ち見などなど・・・先着順!




今年のアラスカネイティブ村経験や、
ブッシュプレーンでのカリブーハンティング、
そしてまだブログでもあまり更新していないお話しを
したいと思います。


最近、狩猟で忙しいワタシ・・田舎のおっさんのような
風貌かもしれませんが、まあ見た目は期待しないでください(爆
そのぶん、あなたの価値観が少し変わるようなお話しを
ご提供できれば・・と思っています。(まだ内容は考え中ですが!)







以下パタゴニアさんに提出した内容です。
(まだストアイベントのページにアップされていない??あまり期待されていなんだなぁ(笑))



〜タイトル〜
翼が見た極北アラスカ
(自ら操縦桿を握り極北を駆ける極北飛行家のストーリー)


〜内容〜
ベーリング海、北極海沿岸、ユーコン川流域、ブルックス山脈などアラスカの様々な場所を旅してきた極北飛行家、湯口公の記録を写真と映像で紹介。通常では見ることのない空からの極北風景をご覧ください。加えて自ら愛機「ハスキー」を操縦し原野に着陸、その後アウトドアを実践する「野営飛行」の迫力、そしてアラスカに生きる人々、野生動物との対峙を通して得た新しい価値観などについてもお話ししたいと思います。


スピーカー氏名(肩書き)
湯口 公(極北飛行家)


〜プロフィール〜
1971年生まれ。元航空自衛隊F-15戦闘機パイロット。自身操縦でアラスカ荒野深くへ着陸した後、各種アウトドアを実践する「野営飛行」が活動内容。アンカレッジ~北極海往復単独飛行、ネイティブ村への撮影飛行や原野着陸後の狩猟など活動は多種多様。自著、「アラスカ極北飛行(須田製版)」を昨年夏に刊行。




以上、どうぞよろしくおねがいします。

2009年11月17日火曜日

トンネルマン漫画




われらがアラスカン・ヒーロー 

アラスカ大学教授「トンネルマン」 

の漫画です、ダウンロードしてください。 
http://talkeetna.sakura.ne.jp/pict/Tunnel%20Man_J.pdf 

結構考えさせられたりもするんですよね。 


以下、吉川トンネル教授のトンネルマンビデオです。 
http://www.youtube.com/results?search_query=tunnelman&search_type=&aq=f 

パート1〜4まで見られると思います。 


再三紹介していますが・・・ 
こういうすごい(ある意味?)日本人がいるんです。

2009年11月16日月曜日

パタゴニア横浜店で写真展示します



最近やるべきことが多く(お金には全くならない(笑))
ラッシュで展示用の写真を作りました、上記2点は今年の作品で
その他、十数点が店内をアラスカ雰囲気で賑わすと思います。

パタゴニア横浜店では今後にイベントをやる予定ですが
その前座的な意味合いで、
私の写真パネルを飾らせてもらえることになりました。

パネル写真ではありますが、
店内のおしゃれな雰囲気と相まって
アラスカ飛行活動の雰囲気を十分味わっていただけると思います。

ぜひストアへ足を運んでみてください。
パタゴニア横浜店のリンク

2009年11月14日土曜日

パタゴニア写真作成中




パタゴニア横浜で写真を約一ヶ月、
かるく飾ってもらえるので、それを制作中。
今年の写真も入っていて数は少ないものの、 

アラスカ極北の雰囲気とハスキーの活動を 
味わってもらえればなぁ、と思っています。  


それにしても、 


Adobe RGB モニター NEC MultiSync 2690WUXIi2 と 
EPSON プリンター PX-5800  


は、いい発色をしてくれます。  


正確に言えば、  


「モニター通りの色をプリンターが出力する」  


という簡単なことなのですが、 
実は、これがものすごく難しく 
ここまでだいぶ時間がかかりました。  
もし自称、写真家と言っている人がいたら、 
その人にカメラの機種をあえて聞かないで、 
(カメラなんて、被写体にあっていれば何でもいい)  


「モニターとプリンターは何を使っていますか?」 
「出力は、Adobe RGBですか?sRGBですか?」  


と聞けば、
その人がどんなことやっているのか ある程度分かると思います。 


カラーマネジメントを
しっかり理解している カメラマンさんは、
本当に少ないです。  


「プリントの色が違う!!」  


と怒るのは言い訳で、
それは自分の環境が悪いため 
最終出力が何であるのかをしっかり考えていないと 
うまくいくはずないですよね。  


ちなみに自分は・・・・ たまに写真家と紹介されますが、 
他にやりたいこともあるし、 
写真なんてひとつの表現にしか過ぎないし、 
と思っています。 (けっして写真をバカにしているわけではなく・・むしろ好きです)  


でも自分&他人のポジションをやたらと 気にするのが、
この国の良くないところ。 
そして何でも屋を表現するポジションがありません。  
だったら「遊び人」でよし、でしょうか(笑)

2009年11月9日月曜日

薪ストーブとジビエ



ひとり薪ストーブの横にいます。
(旅の記録はちょっとお休みで・・)

自家製エゾシカのスモークをこのアンデルセン・ストーブのうえで炙ってから、長野で買った七味を混ぜ込んだマヨネーズをたっぷりつけて食しシロクマの絵が描いてあるアラスカで買ったウオトカをロックで流し込むと遠赤外線の暖かみが増して幸せです。

アラスカで、ピーターの家の薪ストーブのまえにいるような、そんな感覚が戻ってきて、日本でも極北の気分が味わえるんだと本気で思ってしまいます。

今日は、朝から森にいって薪割りと薪運びでした。

ピーターの家の玄関には、

「薪はひとを二度暖めます。 一度めは薪を割る時、二度めは薪を燃やす時。」

という英語の立て札がおいてありました、
精神的にも肉体的にも、その通りだと思います。

ジビエを獲って、薪を割って、たまに読書ときどき執筆。

薪割り作業の後は、
エゾシカのロースをじっくり一週間かけて熟成させたものを、
薄く切って、にんにくオリーブオイルでていねいに焼いてご飯の上に乗せて食べました、
おどろくほど美味でエゾシカにはたっぷり良質のアブラを吸わせてやると良いのだ
ということが少し分かりました。

けっしてスローではない多忙な毎日だけれど、
精神的な充足に満ちた北海道の生活。


薪ストーブとジビエ。

これは、オトコが知らなければいけない必須的快楽です。