2007年9月13日木曜日

情熱という名の手法

(9月6日の記事です)

3泊4日でフェアバンクスからハスキーで連れてきた
カメラマンの友人とアンカレッジ氷河や自然と
ハスキーの撮影合宿が終わりました。

彼がフェアバンクスへ帰ったあと
あらためて撮影映像を見たのですが
恐ろしいほどの質感と色合いをもって
アラスカの自然がしっかりと動画で
表現されていました。

動画というよりは、すでに映画の1シーンで
あるような意味のある絵。

今シーズンは、自分でカメラを回して
アラスカの映像を撮ることは
大変難しい(技術的なことを含めて)
なかば映像製作はあきらめていました。
しかし出会いというものは
その人の人生を変えてくれるもので
あきらめるどころか、彼の撮った映像を見て
アラスカ飛行に関する何かができるのではないか?
という可能性と映画製作という将来の夢を感じたのです。

カメラという自分を表現する手段と
それに関することなら
誰にも負けない情熱を持っている彼を
僕は、ハスキーに乗せて
アラスカの大自然を撮ってもらいました。
上空で片時もカメラを離さない彼を見て
情熱のあり方などを感じたのです。

僕は、その人の性格などよりも
その人が何をしようとしているのか?
に興味があります。
何かをしようと必死になっている人は、どんな状況でも
絶対にエクスキューズせずまわりにアホだとか言われても
勢いでなんとか中央突破する。
その突破力みたいなものを見ていると
とても勇気づけられる。
すなわち・・
ちょっと無謀な情熱だけが
僕を元気にし
夢を与えてくれるんだと。

彼の映像は日本で
大画面を使って皆さんに見せたいと思える出来です。
あとはなんとか
うまく編集して仕上げるつもりです。

写真も文章でもそうですが、
表現なんて何でもよく
その時に一番伝えやすいものを選んで皆さんに
見てもらえればよいと思っています。

でも、結局手段いかんに関わらず
伝えなきゃいけないものは
「情熱」なんじゃないかと

情熱さえ伝わってくれば、
それがどんなに下手な手法でも
僕は、その人を好きになると思うのです。

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