2007年9月13日木曜日

なりたい自分か?やりたいことか?

(8月2日の記事です)

アラスカ飛行&アウトドア活動中に
本を読むのは楽しい。
からだを休めている時に
ネットで好きな作家のコラムを読むのも
精神的な平静にプラスして
好奇心をくすぐるのにはいい行為です。

今日は、山田ズーニーさんの
「なりたい自分か?やりたいことか?」
というコラムを読みました。

どんなことかというと、
人が将来について考える時
以下の2通りのうちどちらかを考えるそうです。

1.なりたい自分→こうなりたいと思う内向きな欲求
2.やりたいこと→なにかに影響を与えたいと思う外向きな欲求

つまり

1.は、行き着くところが自分のことで
2.は自分はどうでもよくてそれより
外の何かに影響を与えたいという感じ。

そこでズーニーさんは問う。
「あなたはどちらですか?」と・・

面白いなとおもう。

なぜならば、
今「宇宙からの帰還」という
立花隆の本を読んでいるから。
この本は、宇宙飛行士が自己実現を終えてから
(つまり宇宙から戻ってきてから)の人生に
焦点を当てて書かれている本なのです。

ズーニーさんのいう、
1.「なりたい自分」を終えて
2.「やりたいこと」を模索する
宇宙飛行士のことが書かれているのです。

宇宙飛行士といえば、
たぶん自己実現の最たるもののような気がして

それらが終わった人たちは、一体どうなるのか?
宇宙飛行などは、そんなに何回も出来ないから
宇宙に行く=目標がある程度終了
な感が否めないような気もします。

「宇宙からの帰還」を読むと
それぞれの宇宙飛行士の人生観の変わりようと
その後の人生がよく理解できます。

たぶん、、だけれども、、
なりたい自分に終わりはあるけれども
やりたいことには、終わりがなくって
なりたい自分を通り越して(もしくは最初から無視して)
やりたいことに行き着くことが、
なにやら幸せの入り口のような気もします。

こんなふんわりとして曖昧な、、
でもじっくり考えるべきことを
提供してくれるズーニーさん。

女性の思考は素晴らしいなとおもうのでした。

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