2009年7月31日金曜日

地球が燃えている

ついに7月27日ハスキーによるアラスカフライト開始。
三日間の予定は、冒険気球パイロットの八戸さんを後席に乗せての飛行。
八戸さんにはニセコ&洞爺で気球に乗せて貰っているので
その恩返しというわけでもないけれど
良い写真を撮って貰いたいと思ってのフライトであった。


フェアバンクス離陸後、進路を北へ。
ビーバークリーク沿いにホワイトマウンテンを右に見ながら
ユーコン川を目指す。ビーバークリークは水が極端に少ない。
最近のフェアバンクス周辺は雨が全く降っていない証拠だ。


前方を注視するとなにやら様子が違う。
悪天域か?それにしても変な雲だな。


どうやら山火事の模様だ。
ファイヤーウィードと煙が象徴的、こういう景色には思うことがある。


さらに迂回しつつ、煙の正体を探ると・・・


八戸さん:「湯口君、地球が燃えているよ!」

俺:「・・・・!(絶句)」

その後、八戸さんはEOS5Dmk2の巨大レンズを振りながら必死にシャッターを切り 俺は、火災による気流の乱れに神経をとがらせつつ操縦桿を操作しながら、 やはり八戸さんと同様、NikonD3のシャッターを切りまくった。


この世の終わりか、または再生のための死か。
いずれにせよ、我々の思惟が遠く及ばない世界が目の前にあった。

アラスカフライト初日でこれである。
今後、いったいどうなるのか?・・・楽しみだ。

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