八戸さんがキャノン5DMark2と5Dを首からさげて気球を巧みにコントロールする姿は本当にすごいです。しかも使用レンズは超マニュアルなシフトレンズ!私も操縦しながら写真を撮るのでその難しさは理解できますが、コントローラブルな飛行機と気球では同時操作(カメラ&操縦)の難しさに大きな違いがあるはずです。気球から写真を撮る有名写真家はいますが、気球を自分で操縦しつつ自ら写真を撮る人は、八戸さんぐらいしかいないでしょう。まさしく行動の人です。
神森さんは池田町で薪を販売しつつ、どうやら?その活動は非常に多岐にわたるようで、HPを拝見すると自分で家を造ったり溶接したり、気球のゴンドラを自分で作ったり・・・まさしく私が目指す万能(遊び?)人間な方です。気球界でも大変有名&ベテランパイロット様なので、命を預けて乗せてもらうドキドキなはずの気球も、神森さんの操縦だととても安心感がありました。
この3つの山を同時に眺めることが出来るなんて!この山々のせいでニセコエリアにくるドロップアウ・・おっと移住者がたくさんいます。私もそのうちのひとりであることは間違いありません。にしても・・千歳からF-15でしこたま飛んだ時代でも、あまり見た覚えはないこの景色。うーん、お世辞抜きで気球って素晴らしい。
ここで3日間、気球に乗り気球の運用を観察した
1人のパイロットとしてちょっと感想をまとめてみます。
気球の魅力・・・それは完全に自然任せな乗り物である、ように見えて
実は、
自然を読む能力(地形、風、高度、その他たくさんの要素)と
自己の能力(先行性、判断力、統率力、用心深さ、そして冒険精神!)が
最も問われる空の乗り物
という点にあるのでしょう。
(エンジンもしくは操舵が付いている空の乗り物は、
少なくとも進路変更は出来ますから・・ね)
ここで野営飛行家を提唱している私・・・ちょっと考えました。
真の野営飛行家(ちまたではブッシュパイロットと言っていますが)とは、
彼ら気球乗りのことではないか?と。
だって、畑とか牧草地とか、はたまた森の中のせまーい林道に
ピンポイントで着陸するのは、気球でしか出来ません。
そして畑や牧場主に着陸後、お礼にいくところも牧歌的なロマンがあります。
(かのリチャードバックは複葉機で牧草地に着陸した後に最初にしたことは、牧場主への挨拶でした・・イイナ、そういう世界)
そしてこの世界一劣悪な航空行政環境である日本で、
かなり自由に飛べるのも気球・・だけの特権、、むむ!!
エゾシカ気球ハンター出現か!!
と最後はバカなことを考えるのです(笑)
最後に
神森さん、八戸さん、そしてスタッフの方々!
本当にありがとうございました。
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