2009年5月7日木曜日

激流・雪山・アイヌネギ(その2)

激流下りの翌日は、
我が町ニセコエリアの誇る「お山=羊蹄山」登山。
 
標高1898mの富士山に似た(いや富士山が羊蹄山に似ているに違いない)
形のこの山は、GWでもまだまだ滑ることのできる北海道の秀峰だ。
山麓地帯は、あらゆる意味で豊か・・・住まない理由がないぐらい。、、と言ったら言い過ぎかな。

(これは、4月上旬に気球に乗せてもらったときに撮影した写真)

そして・・

この山のせいでドロップアウトしてしまった人間を私は数多く知っており、
それほどまでに人間の心奥底まで分け入ってくる山なのだと思う。

その羊蹄山に、北海道が誇る有数の過激?パウダーチーム「dbr」
(これでデブリと読む) メンバーと登ることに。

(過激その3)
5/1
羊蹄山お釜すべり

メンバー(チーム・dbr)
隊長、軍曹、俺(=リタイア軍人)

私以外はスノーボーダー。

知る人ぞ知る非常にスパルタンな板を装備。

外輪山に到着、あとはお釜を滑るのみ!


天気快晴、汗びっしょり100リットル。
私以外のふたりは、現役自衛官であるため非常に歩く速度が速い。
山頂までの行程でザックを下ろしたのは、わずか2回。
とくに軍曹のスピードは、ずば抜けており、私は「これは訓練??」
と昨日のカヤックの楽ちんさを思い出しながら、汗をかいていました。

そして本邦初公開!!

羊蹄山、お釜の全景
サイズ制限のため、写真自体は小さくなってしまいますが・・
現在の野営飛行舎の持てる技術と行動力を駆使した写真!

ここを爆走!




こんな感じで、お釜の底からシュプールを見つつ・・

マルタイの棒ラーメンを食すのは気分のいいモノです。

お釜の底で仰向けになると・・不思議な景色が見られます。
それは行った人だけのお楽しみ。


しかし・・・ここでトラブル発生



お釜を滑って、サイコーと叫んだあと自分のスキー靴(自分だけスキー)
を見てみると

ブーツがバックリと割れているではありませんか・・・・

しかもソールまで割れている・・やばい!!


そして反対側の足首部分も・・・

頂上でこんな事態になってしまってシリアスになっている私と、

「湯口、最高の仕込みだなぁ」

周りで笑い転げている隊長と軍曹。
まさか!この仕込みが本当であれば、人生をかけた笑いだけれど。。


そんなはずあるわけない!


靴がばらばらになると羊蹄山を下りられない・・・

これは、ヤバイことになってしまった!と思いつつ
ガムテープをちょいと巻いて
頂上へ登り返していざ、スキーを付けてそろりと滑ってみた。

すると、、
意外や意外、結構滑れる気配。

ソールが分解寸前な左ブーツをごまかしつつ、なんとか
下山まで無事、滑り降りることができた。

しかし、この靴、加水分解だろうか?
確かに5年以上経つとプラスチックブーツは分解の可能性が高いと聞いたことがある。


このブーツは、、、12年選手だった(笑)

こうして、激流カヤックのあとの雪山もなんとか無事終わり
翌々日からは、さらに激しい道東カヤックに行くことになるのでした。

つづく




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