2008年8月1日金曜日
やはり・・ハスキー故障
イヤな予感って当たるもので、
本日の初飛行、なかなか、いいパンチもらいました。
早朝、アンカレッジを出発してハイウェイを北上。
向かう車は、アンカレッジに出勤する人たち?
まだ5時台にもかかわらず大変だ。
ハスキーの置いてあるビッグレイク飛行場へ。
ハスキーは、無事みたい。
しかしバッテリーが上がっており、
充電をしなければいけませんでした。
奥の黒い箱が、充電器。
その後、エンジン始動して離陸。
約1年ぶりの飛行で、オレって怖くないのか?
などと思いながら単独飛行。
一年間、まったく飛ばないと普通は
どんなプロパイロットでも
教官クラスの人と飛ぶものだけれど、
そんな金もないし。
そこら辺は、気合いでカバー。
やっぱりアラスカいいなぁ・・(ちょと曇りがちだけれど)
なんて外の景色を見ながら飛んでいると
何かがおかしい・・・・
いや、離陸のときから気付いていたんだけれど
飛行機の速度計の表示が、デタラメっぽい。
最初は、感覚と違う速度を示している計器を見て
「オレ、下手になったなぁ・・・」と思っていたのですが
どうやら、飛行機の速度計が壊れているみたい。
飛行機というものは、速度を基準に移動する乗り物で
自分の速度が分からないと、ちょいと厳しくなります。
簡単に言うと、速度がある一定以下になると、墜落してしまうんです。
パイロットの人なら、分かると思いますが
着陸時が大変です。
さて、どうしたものか。
体感で速度を感じながら、(まあ、エンジン出力一定でAOAを合わせればどって事ないんですが、ここはスリリングに→ちょっと専門的です)
パワーを一定に保ち、索敵しながら普通に飛んでいました。
するとF-15が真上を通過。
「あいつらが速度計壊れると、エマージェンシーになるんだけれどな」
(→戦闘機は、速度が速いしシステムが複雑だから)
と思いつつ、写真などをノンビリと撮っていました。
アラスカのモスグリーンって綺麗だな、なんて思いつつ。
その後、、、
パイロットの方々には、信じられないかも知れませんが
着陸は、感覚で行いました。
約1年ぶりに行う着陸が、速度計なし・・・
いやぁ、いい経験させてもらいました。
16年間の飛行で、初めての経験。
怖いというか、面白かった。
着陸後、定期整備をやってくれる整備士に
「速度計壊れたから、よろしく!」
といってとぼとぼと、家まで歩いて帰りました。
(車はビッグレイクに置いてあるので・・)
一応、well doneだったのですが
パイロットらしく歩きながら反省タイム・・
もっと良い方法はなかったのかとか、離陸前の点検はどうだったのか?とか。
良く考えてみると、パイロットって
「何事も起こらないのがベスト」みたいな職業で、それの逆説として
いつも「何か起こるんじゃないか?」と考えながら生きている種族でもあります。
「生きてなんぼ」、の世の中と考えると
フライトなんかしない方がいいんですが
「飛んでなんぼ」であることも確かで、
そこら辺は、一生調和しないんだろうなと思いながら
ハスキーも自分も無事であったことに喜びを感じています。
パイロットの皆様、
「飛ぶ前は、いつも心に、緊急手順」
なんて一句詠んでみたり。
さて定期検査が終わったら、フェアバンクス行きです。
本日の初飛行、なかなか、いいパンチもらいました。
早朝、アンカレッジを出発してハイウェイを北上。
向かう車は、アンカレッジに出勤する人たち?
まだ5時台にもかかわらず大変だ。
ハスキーの置いてあるビッグレイク飛行場へ。
ハスキーは、無事みたい。
しかしバッテリーが上がっており、
充電をしなければいけませんでした。
奥の黒い箱が、充電器。
その後、エンジン始動して離陸。
約1年ぶりの飛行で、オレって怖くないのか?
などと思いながら単独飛行。
一年間、まったく飛ばないと普通は
どんなプロパイロットでも
教官クラスの人と飛ぶものだけれど、
そんな金もないし。
そこら辺は、気合いでカバー。
やっぱりアラスカいいなぁ・・(ちょと曇りがちだけれど)
なんて外の景色を見ながら飛んでいると
何かがおかしい・・・・
いや、離陸のときから気付いていたんだけれど
飛行機の速度計の表示が、デタラメっぽい。
最初は、感覚と違う速度を示している計器を見て
「オレ、下手になったなぁ・・・」と思っていたのですが
どうやら、飛行機の速度計が壊れているみたい。
飛行機というものは、速度を基準に移動する乗り物で
自分の速度が分からないと、ちょいと厳しくなります。
簡単に言うと、速度がある一定以下になると、墜落してしまうんです。
パイロットの人なら、分かると思いますが
着陸時が大変です。
さて、どうしたものか。
体感で速度を感じながら、(まあ、エンジン出力一定でAOAを合わせればどって事ないんですが、ここはスリリングに→ちょっと専門的です)
パワーを一定に保ち、索敵しながら普通に飛んでいました。
するとF-15が真上を通過。
「あいつらが速度計壊れると、エマージェンシーになるんだけれどな」
(→戦闘機は、速度が速いしシステムが複雑だから)
と思いつつ、写真などをノンビリと撮っていました。
アラスカのモスグリーンって綺麗だな、なんて思いつつ。
その後、、、
パイロットの方々には、信じられないかも知れませんが
着陸は、感覚で行いました。
約1年ぶりに行う着陸が、速度計なし・・・
いやぁ、いい経験させてもらいました。
16年間の飛行で、初めての経験。
怖いというか、面白かった。
着陸後、定期整備をやってくれる整備士に
「速度計壊れたから、よろしく!」
といってとぼとぼと、家まで歩いて帰りました。
(車はビッグレイクに置いてあるので・・)
一応、well doneだったのですが
パイロットらしく歩きながら反省タイム・・
もっと良い方法はなかったのかとか、離陸前の点検はどうだったのか?とか。
良く考えてみると、パイロットって
「何事も起こらないのがベスト」みたいな職業で、それの逆説として
いつも「何か起こるんじゃないか?」と考えながら生きている種族でもあります。
「生きてなんぼ」、の世の中と考えると
フライトなんかしない方がいいんですが
「飛んでなんぼ」であることも確かで、
そこら辺は、一生調和しないんだろうなと思いながら
ハスキーも自分も無事であったことに喜びを感じています。
パイロットの皆様、
「飛ぶ前は、いつも心に、緊急手順」
なんて一句詠んでみたり。
さて定期検査が終わったら、フェアバンクス行きです。
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3 件のコメント:
この記事読んで、どっきっとしました。
ボクはCanada,BC州のVancouver周辺で古いMooneyを飛んでいるのですが、先日近くのChilliwackでLunchを食べて、帰ろうと飛行機に近づくと、同乗の人が”何か付いているよ”、とPitot Tubeを指差すのです。よく見ると、穴の中にBumble Beeが頭を突っ込んで、もがいているのです。その人はPilotでないのに、よく気づいたと感心しました。
うーん、離陸のときAirspeedが出なかったら、Abortしただろうけれど、うまく止まれたかしらとか、飛び立ってしまったら、着陸は感だけでする自信はあったか、我ながら疑わしい。
一度だけUltralightの黎明期にAirspeed Indicatorが初めから付いていない機を飛んだことがあったけれど、あれは、ひどく遅い飛行機だったし、丸裸の完全Open Cockpit,風防もなしで、顔に掛かる風速で飛べたからなーと、回顧しました。
Walk Aroundって本当に大切ですね、でもしっかり、見ていないと何の役にもたたないで、”目明き、めくら”になってしまいますけど。
たのしいAlaskaの様子、今後もどんどん写し書いてください。
ちなみに、ボクのSite:
http://www.oshika.com/shu
Shu Oshika
コメントありがとうございます。
活動中ですのでなかなか返信できなく申し訳ありません。
飛ぶ前の点検、当たり前ですが大事ですね。
今回の場合は、水が静圧系統に混入していたようです。
定期検査のために空輸したのですが、一年ほど飛んでいない機体を整備点検なしで急に動かすのは、あんまり良くないですね。
最後にサイト紹介ありがとうございます。
引き続きmusoさんの
飛行安全をお祈りしております。
ども。
ジョウです。
元気でやっている?
あまり無茶するなよ。
俺は盆休み、どうすごそうか、
思案中。
アラスカに行きたかったなぁ。
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