2009年9月22日火曜日

生と死の分岐点

いまだにナイトミュートにいます。

風が強すぎて小さな飛行機のハスキーでは飛び立てません。
今朝一度、離陸しようとしましたが直前で断念しました。

「離陸前は生と死の分岐点」・・・とは言い過ぎかもしれませんが
ナイトミュート付近一帯は、強風地帯で離陸しても着陸できない
なんてこともありそうなので、誇張ではないような気がします。

冬山でもそうですが、
「行かなければ死なずにすんだ」
というあたりまえに聞こえる判断に起因する事故は、
いっこうになくなりません。

個人的に冒険チックなことをするとき、
もっとも重要な判断はいつ?
と聞かれれば、それはまず出発前でしょう。

出発前に
じっくり考えて、
死ぬほど考えて、
それで計画はどうなのか
おかしければ計画自体を変更、
それで実際に現場でどうなったら中止するのか、
どうなったら経路変更するのか、
そもそも変更できる経路はあるのか?
などなど、、

いろいろと考えると、
出発前の計画段階がもっとも眠れぬ夜になるはずです。

という私も、いろいろと考えて結局、
タクシー中にフルエルロンでも風上側のタイヤが浮いた感じになり
怖くなって中止したのですが・・・こんなの初めてです。


ということで滞在3日目、
校長先生が「どうぞごゆっくり」ということで
天候回復まで甘えることにしました。


つづく

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