2009年6月9日火曜日

パイロット3人倶知庵へ

茨城の大利根飛行場で飛行機を飛ばす3人が、来倶(来倶知安)。
飛行機とはまったく関係ないニセコエリアに遊びに来てくれました。


まずは、ニセコアンヌプリで昨年末から
ピザ屋を始めた杉本さん夫妻の所へ。
非常に新鮮な朝どりアスパラ・ピザを楽しみながら、
飛行機談義、ニセコ・アラスカ談義(あとご主人と狩猟談義!)などを楽しむ。
この写真は、別の日に撮ったものだけれど雰囲気が出て綺麗なので掲載、
Delsol(デルソーレ)というお店なのでみなさんぜひ行ってみてください。
窯焼きピザは絶妙なおいしさですよ。

その後は、神仙沼散策のあと奥ニセコ新見温泉へ、泉質最高。


夜は恒例、倶知庵エゾ鹿部屋にて
エゾ鹿ジンギスカンと普通のラム肉ジンギスカン。
しかし、さすがに量が多すぎてクマ肉まで手が回らず、残念。

皆さんが手みやげで持ってきてくれた
「ニッカ余市」と「日本酒、麗峰」など非常に嬉しかった!
そして増田さんの手料理は、美味しかった!です。
ありがとうございます。

しかしなんで私が「余市」好物だということが分かったのですか?


その後、エゾ鹿部屋でなぜか嫁さんのバイオリン演奏会が始まり
弦楽器の生演奏とエゾ鹿部屋の不思議な雰囲気の中、
みな神妙に聞き入っていた。

その静かな演奏会の空気に耐えられなかった俺は、
むしゃむしゃバリバリと酒つまみを喰い、
日本酒のキャップを「ポン!」と開けたりして妨害を試みたのだが、
結局、皆にいやがられ失敗に終わる。
どうも静かな宴会は気にくわないのだが、
お客さん優先、たまにはいいか。

その後、野営飛行舎ギャラリーにてDVD鑑賞会&2次会。
しっかりとアラスカを見ていただきました。

翌日、川下りをしよう!ということで
NAC(ニセコアドベンチャークラブ)に申し込み、
ガイド付きのダッキーツアーに参加。
3名は、ガイドさん(テッチャン、、Kage君とギター弾いてたあのテッチャンでした)の指導のもと、安全に楽しく川下り。


当初は、フリーでカヤック参加しようと思っていた俺も
帰りの足がないことに気が付き、
結局料金を払ってガイド付きのカヤックツアーに参加、
原田さんという風貌も技術も教え方も素晴らしいカヤックガイドさんが
ぴったり付いてくれて何とも贅沢な気分を味わった。
こんなことは、もう一生ないだろうと思いつつ
教え方や技術をしっかり学ぶ。
ガイドという職業は、
お客さんと無形の夢を共有する素晴らしい仕事なんだなと
考え方が少し変わったりする。
ガイドの原田さんには感謝。

あと、尻別川にもスポットで楽しめる場所を発見、
地元のカヤッカーが平日なのに遊んでいた、、びっくり!
今度、遊びににいこう。

ダッキー3名は、夏コースの尻別川と半分ぐらい見える羊蹄山の景色をしっかり楽しんだ模様。
ラフティングではなく1人で漕ぐダッキーで正解だったかな?スリルをそこそこ味わったようです。

帰りは、ソバを食べて羊蹄山見ながら千歳までドライブ。
千歳では、千歳航空自衛隊の外柵沿いF-15鑑賞スポットで
ナイト訓練で離陸するイーグルの爆音体験ツアー。
低シーリングなのでハイレートクライムせず、
MIL離陸だったのでちょっと残念だったが
それでも十分すぎるほど迫力のあるサウンド。

現役の頃は、ここから手を振る民間人に
「おまえら、平日のこんな時間になにやってんだ・・・」と
思いつつ、たまにサービスで手を振ってあげたりしてたっけ。
今は昔、もうあの戦闘機に乗ることはないけれど
今日も訓練の無事を・・・とこころの中でつぶやいておいた。
人知れず24時間、国を守っている彼らをこころの中で応援するのは、自分の役目だ。

戦闘機パイロットは、使命感を持って飛んでいる。
でなければ、あんな厳しい訓練やっていられない。
自衛官という兵隊の名誉も周囲からの尊敬も、
この国ではあらゆる意味でゼロだが、それでも彼らは訓練し続ける。
それは私欲をこえた活動なのだと辞めてから強く感じる。

今の自分はどうか?
経済的な豊かさとか、楽に生活するイメージは無視して
自分が信じるがままに生きてきたつもりだ。
なにか、こう楽に・・とか楽しく・・とか
現代に生きる大多数の人が持つプライオリティから
一番かけ離れたところを経路としては目指さなければと思う。

そして生き方〜スタイルを世に問うのが自分の仕事で、 

それは使命感を感じられる仕事なのだ思いたい。


その後、みなさん民間千歳空港から飛行機で関東へ。


いつも山仲間と遊ぶことが多いので、
飛行機仲間とのひとときは、かなり新鮮だった。
私も来月からアラスカで飛行機だけれども、
今回の友人たちは日本で飛行機を飛ばす人たち。
みんな熱意を持って、飛行の数は少ないけれど(月に1〜2回だそう)、
飛びたいという気持ちで頑張っている姿には、刺激を受けつつ、
最近あまり飛びたいという飛行機へのこだわりな気持ちを
前面に出さなくなった自分ってなんなんだろう・・・

と思いながら、倶知安までの帰路考えるのでした。


0 件のコメント: