2007年10月20日土曜日

景色を撮るカメラのこと


今回は、珍しく機械の話


機械といっても仕事で使うカメラのことです。

アラスカで飛んだり
北海道であまり人の行かない冬山などにいく
お仕事をしていると

「見たこともない景色」

に何回も出会うことが多く
(毎回、更新されていると言うこと?・・・それとも感動屋さん?)

その瞬間を切り取る

「カメラ」

という存在がとても
私には大事になってきます。

見た景色を、なんとかそのままの状態で
日本のみなさんに見てもらいたい。

そんな大事な「感動を伝達する媒体」としての
カメラの存在は、とても重要になってきます。


現在使用しているのは、ニコンの「D200」という
素晴らしいデジタルカメラ。
北海道の冬山で何回もスキー転倒の衝撃に耐え
極寒アラスカを空でも
しっかりとその風景を切り取ってくれたこのニコン「D200」。
本当に頑張ってくれて愛着たっぷりの相棒です。
正直、デジタル一眼レフのカメラが
こんな厳しい使い方でも耐えうるとは
思っても見ませんでした。

しかしながら、この秋
ニコンから全く新しいフォーマット(規格のことです)
のカメラが出現しました。

「D3」という名前のフラッグシップ機は
全く新しいセンサーを搭載し
私のいくような困難な条件の場所でも
素晴らしい機能を発揮してくれそうです。
機能などを調べると、
シャッタースピードを稼ぎたい場所での撮影が多い
空撮や暗い冬山での撮影など、
まさに私の活動には決定版とも言うべきこのカメラ。

前のニコン「D200」を使用していたときは、
写真を糧にして生きている友人たちから
「キャノンにしなよ」と言われてきましたが、
すでに「D200」が北海道の冬山20回以上の撮影を
何事もなくこなしてきたという自分自身の経験で
キャノンへの移行はしませんでした。

そして待っていた
ニコンの高感度に強いフルサイズセンサー機(分からない人ごめんなさい)

アラスカから帰ってきて次の冒険飛行までに使いこなすためにも
今が入手の時期か?と思いつつ次機種選定に悩んでいるところです。

とホームページの写真ひとつ撮ることでも
こんな舞台裏があったりするのです。

(HPの写真自体は大したことないですが、
しかし自分で操縦しながらの撮影は
それなりのカメラが必要なんですね)

さて、50万円はするこのカメラ
お金の方も悩みどころ・・・


冒険とは、その場所に行くだけでなく
それを伝える手段や方法、そして
事前の準備など目に見えない陰の部分が
とても大変なのです。

でも、やはり
よい景色をお見せするためにも頑張らなくては!

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