2007年2月28日水曜日

I lead an idyllic life.

I lead an idyllic life.
(僕は牧歌的な生活を送っている)

〜兄弟同然のルームメイト、Pさん冬の生活〜

Pさんは、アラスカに住み着いて25年以上がたつ
ボストン出身の44歳のお兄さん。
10代の頃から様々な独自ビジネスを繰り返し
現在は、アンカレッジのダウンタウンにある
レンタル自転車屋さんを営んで生活している。

「アンカレッジでサイクリング」という健全で気持ちの良い
活動を提供できていることに大変な誇りを持っている。
夏こそがPさんの活躍の場。
アンカレッジの長い冬は、店をほぼクローズし
an idyllic life(牧歌的な生活)を楽しんでいる。

朝、日の出とともに目覚めるPさん、
まずはロッキングチェアに座って
自慢の薪ストーブに残る昨晩のわずかなおき火に
薪をくべて、安堵の朝を作りはじめる。

かなり濃いめのコーヒーはたっぷりと作り置き
誰かのため(たとえば、寝坊した僕など)に取っておく。
ミルクをいれると香りがたってちょうどよい。

薪ストーブが順調になると
リビングにある大きな椅子に腰掛けて
アンカレッジ デイリィ ニュースの政治や環境関係欄を
ゆっくりと読む。
実は彼、弁護士の試験に合格しているインテリさん
2時間ほどかけて
忙しい夏の間に読めない記事を本当にゆっくりと読む。

ほどよく朝食をとると
防寒をしてから裏庭へ、、
来年の冬ための薪を割るのだ。
彼は、薪割りを「とても健康的なエクササイズ」という。
心身ともにリフレッシュし冬の生活に張りを与えてくれる
大事な薪割り。
そしてなにより冬、お金を稼げないときに
かかる暖房代を節約する大事なお仕事。

Pさんは、言う。
「貧乏なことはある意味、素晴らしいことだ、
そこには工夫と想像の環境が整っているから」

I lead an idyllic life.
(僕は牧歌的な生活を送っている)


お金はかけられないけれど
素朴で豊かで、ゆったりとした生活

Pさんの人生の豊かさの定義は、
きっと間違っていないはず。

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