2011年8月27日土曜日

退任

AppleのジョブスがCEOを退任してしまった。私は、1996年発売のPowerBookDuo2300cからのユーザーなので(本当は大学時代にColorClassicが欲しかったのだが、貧乏で買えなかった)本当に感慨深いというか、いや、なにか悲しい気持ちの方が大きい。その後ほとんどMacで過ごしてきたし、Appleの暗黒時代(まだジョブスがAppleに戻る前、なんと互換機まで容認していた、どうしようもなくWinに押されていた悲しい時期・・)もよく知っていたので、現在の復活大躍進の時代なんか全く想像していなかった・・・のだがOS X搭載のPower BookG4あたりから、その革新性を確信していたし、その後の開花については本当にAppleファンとしては、嬉しい限りだったのだ。




 思うにAppleがなくて、IBM互換機だけの世界だったら世の中どうなっていたでしょう。きっと暗黒官僚的OSとソフトが横行し(注:官僚的OSとは、コマンドしか受け付けない旧MS-DOSである)今のような個人が自由にもの申せる時代にはなっていなかったであろう。それにしても、ジョブスがCEOを退任して、世界の資本家がApple株を売ってサムスンやLG株を買っているらしい。いわゆる株屋たちには、基本的にAppleが何をもってAppleなのかを知る由もない人間ばかりだろうけど、Appleの作ってきた文化は非常に強固なモノなので、くだらない一喜一憂に意味はないとだけ言っておこう。大体にして本質を追究しない(できない)奴らほど、そういうマネーゲーム軽い世界に突入してしまうのである。無駄な人生を送っているという自覚が必要・・・これを読んでいるマネーゲーマーは株なんか止めて、余った時間を豊かな森で釣りをして過ごす時間に代えたほうがいい。


 私がAppleを知ったのは、いまから25年前、中学三年生の時だったと思う。初代Macがリリースされて先進的なOSをまとった「おしゃれな一体型筐体」にとても惚れたのだが、なんと販売価格はたしか60万円を軽く越えていた記憶があり、買えるような代物ではなかった(当時はパソコン界のポルシェと言われていた)。それでようやっと買える値段まで下りてきた時、私も就職に至ったので、Duo2300cを購入したわけである。このDuo2300cはいまだに完動品として家に保管してある・・Apple製品はいったんデザインに愛着が湧けば、数年経って性能的に使えなくなっても捨てられない魅力があるのだ、、まったく不思議なパソコンである。当時も日本でも数多くのパソコンが出ていたが、OSのフレンドリーさ直感的な操作感はAppleに敵うはずもなく、とても先進的であったのだ。そう、、少なくともWin95が出るまでは・・・とは私は思わず、Winが席巻している今でも、やはりWinのOSに関しては我々Macユーザーから言わせると、いわゆる「クソ」であり、インターフェイス的には使えない上司を彷彿させる・・・おっとこれってジョブスの口調ですね。(かつてジョブスは、「日本人は死んだ魚のように岸に押し寄せてきた。まるで海岸を埋めつくす死んだ魚のようだ」と表現したらしい→wikiより)

過激で知られるジョブス氏ですが、数々の名言を残しております。
(私の気に入っている箇所は下線で)

  • 残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか(ペプシの社長をヘッドハントした時の言葉)
  • あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない
  • ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから
  • 仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心を持っているのは、素晴らしいことだ
  • 製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ
  • iPodより高いスニーカーもある (300ドルは高いのではないか、という記者の質問に対して)
  • 画面にはとても見た目のよいボタンを配した。思わず舐めたくなるだろう
  • 盗んだものを驚くほど効率的に配布できるシステムがある。インターネットと呼ばれているシステムだ
  • 30代や40代のアーティストが斬新なものを生み出して社会に貢献できることはめったにない
  • 私はまだ30歳だ。もの作りを続けるチャンスが欲しい
  • 「邪悪になるな」なんてのはデタラメだ!! (Googleの社是について)
  • ポルノが欲しい人はAndroid携帯を買えばいい
  • こんな国、二度と来るか!! (関空で手裏剣を没収されて)
(すべてwikiから)


人が自分だけの人生を生きるに際して多大な影響を受ける事象は少なからずあるものです。それが私にとってAppleでありジョブスの生き様だったのです。まあ、人に迎合せずに自分だけの生き方を貫くのは本当に辛くて難しいことですけど、それだけに。

2 件のコメント:

kai さんのコメント...

私はジョブス氏引退の件、あーついにかーと思いました。正直Macユーザーではないけど(Winは嫌い)iphoneやipodなどの革新的技術を身近なものにしてくれたジョブス氏に感謝です!
引き際も素晴らしいですね。

湯口 公 さんのコメント...

そうだね、革新的なアイディアを日常にもたらしてくれるって、なかなか希なことだから、、ジョブスには感謝です。コンテンツを作る人間には、神様のような人です。だってアイディアを表現する以前の無駄な作業を省略できるようにしてくれたんだから。