2010年5月24日月曜日

前回の更新から2日後、 
北極海へと続くノーススロープの
とあるキャンプ地へたどり着きました。




 
北緯は約70度、ハスキーは冬の運用を強いられ、 
まだまだ雪が残っている不思議な場所です。  

http://share.findmespot.com/shared/faces/viewspots.jsp?glId=03RdL8g1LFQh5r7jIincEGfgYlpAcB88m 
私の飛行軌跡は場所はこちらで確認できます。  

ブルックス山脈の中にある村から 
ノーススロープのカビックを目指したわけですが、 
アラスカ気象通報によると 北極海沿岸部は、
ここ数週間ずーっと海霧の覆われており、 
限られた燃料でどのようにして飛行判断を下すか、 
非常に難しいところでした。

 




衛星画像などを確認しつつ 海霧のラインを見極めて離陸しましたが、 
ノーススロープを飛んでいる時間は、気が気でなかったです。  
しかしながらそんな怖れのなかでも、 
飛べど進めど何もない極北の大雪原に 
地球上のすべてがあるような錯覚が支配して 
心の中は豊かなもので満たされていました。  

 
飛行中、カリブーの群れがいたるところで確認できました。







これから数週間滞在するキャンプ地は、 
テントやコンテナハウスが建ち並ぶ 
まるで南極の越冬基地のようなところです。 
(テレビでしか見たことはありませんが)
 




周囲をぱっと見渡すと、  
カリブー、ライチョウ、ガン、北極ジリス・・・  
がキャンプ周辺で見られます。  




グリズリー、オオカミなんかも 
これから現れるそうです。 




私は動物写真家ではない、なんて言っておられず、 
外に出る時は常にカメラと双眼鏡を持ち歩いています。  




このキャンプ地は、 
動物好き、自然好きな人にとって 
いわば天国のような場所であり、 
まさに極北の夢を目の当たりにしているよう・・・




p.s. きちんとネットができるところがまた凄いなと思う次第です。 
明日からカリブーの調査飛行をしようと思っています。



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