2007年12月8日土曜日

たった一台のカメラという機械がもたらすもの

帰国してから3ヶ月、執筆の毎日で
なかなか抜け出せず
気晴らしでカメラの話が多いですが
今回もそうです。
おもいっきりストレス解消、おつきあいを。

それにしても、今回の出版で
写真の選別をしているのですが
以前使っていたD200の性能の高さを再認識してしまいました。

操縦しながら、ハッとする風景を見たときに
カメラを構えるわけですが
そんな忙しい中、よくこのカメラ
しっかりと風景を切り撮ってくれたもんだなぁ・・と
ひとり写真の選別をしつつ感慨に浸っていました。
マイナス40℃の上空でもなんとか頑張っていたかわいいやつ。
「極北飛行」はD200の作品集でもあるのだなと。


アラスカの風景を水彩画のようなタッチで
切り撮ってくれたD200は絶対に下取りなど出せません。
これがカメラに対する愛情というものでしょうか?


そして期待のD3

北海道こってりみそラーメンの試写です

ISO1600


ISO3200


ISO6400


ISO12800


ISO25600


全部、同じの写真じゃないか?
いえ、そうではありません。
撮影時の感度を1600から25600まで段階的に変えています。
ISO6400までは、変化がよく分からず素晴らしいノイズ耐性。
12800から薄味?になるような変化がありますが
25600でも三丁目の夕日チックな雰囲気で嫌いじゃないです。
ISO25600でも明るい条件のいい場所であれば、
スナップ程度には使えそうです。
またそれが「味」だといえば納得の画質かも。

私は高速移動体(飛行機にのっているときの風景やスキーヤーなど)の手持ち撮影が多いのでこの性能は大歓迎。シャッタースピードが稼げるのは大きい。
なにより飛行安全にもつながる。機材自体は高いけれど・・

ニコンのD3高感度の記述を以下に抜粋します

この高感度撮影時の高画質は、これまでとらえようもなかった暗い被写体の撮影を可能にするだけでなく、それをどのようにとらえるかという表現の自由度までも拡げます。高いISO感度に設定して、スポーツやアクションシーンを平然と高速シャッタースピードで撮影する。そして、予想もしていなかったような高画質な画像を得る。そのとき、従来の画質の問題をクリアーしてしまったD3の高いISO感度で撮影した画像が、いかにすばらしいかを再認識していただけることでしょう。

その他、
フルサイズ9コマ/秒、DX11コマ/秒
防塵防滴、AF51点測距、広範囲なダイナミックレンジ
魅力的な14-24mm超広角防塵防滴ズームレンズ・・
風景を撮るときに14mmの広角はうれしい。
冬山やアラスカのスケール感をそのまま撮れるのではないかと。
本当に私にとって革命的なカメラです。

第二弾のアラスカ本や
北海道パウダースキー本からは
写真が変わっていることを願いたいものです。



しかし出版ってしんどいけれどすごく楽しいものです。
こうやって本にする以前、
さらに撮影の以前の段階から
あれこれ考えるのは、とてもエキサイティングだし自由を感じます。

では、執筆に戻ります。
しばし執筆からの逃避日記に
おつき合いありがとうございました。

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