2007年12月11日火曜日

テレマークスキーのススメ

倶知安の
あいかわらず深々と降る雪のなか
裏山へ初滑りにいってきました。

家は街中
商店街をテレマークスキーで
ひょっこらと歩く姿は、
スキーの街、倶知安でも少し浮いた感じ。
だってスキーが「八甲田」ですから。



10分で裏山のふもとに到着。
その後、もりのなかへ分け入って
どんどん頂上を目指す。
スネぐらいまでの新雪ラッセルを約1時間。
ヤッケの内側から熱気がでてきた
冬山でしっとり汗をかくのはきもちいい。

振り向くと太陽が木立の向こうから顔を出していた。



頂上から倶知安の町並みを見下ろし
スキーのシールを外す。
待望の今年初滑り。
森に積もったパウダースノーが
テレマークの板を持ち上げて快楽の浮遊感を作る。

近代テレマークスキーというのはちょっと不思議な乗り物。
もともと踵がフリーなクロスカントリースキーを
滑走用にしてみようと、コロラドの面白いアメリカ人が
70年代にリバイバルしたもの。
はっきりいって前後、上下ともに不安定な最悪の乗り物だ。
さすがアメリカ人。

だがその最悪の不安定さのなか
最高のパウダーに巡り合えたときに感じる浮遊感は、
たとえそれがアルペンスキーやボード
のスピード感に劣るとしても
不安定だからこそ感じるその満足度・・
それは新雪滑走という種の遊びの中で
格別なものだとおもうのです。

浮いているときの、もう何もいらない!という幸福感。
頂上で踵を固定しなくていい、という気持ちよさ。
でかいスキー場に意味を感じなくなるほど楽しめる裏山のちいさな幸福。
本当の幸せは、じつに身近なところにあるものです。
そう、一日数千円ものお金をリフト券に費やさなくても。

テレマークスキーは、自由の翼。
冬という無味乾燥な世界をガラリと
天国に変えてくれる魔法の板。
(だけど、俺は相変わらずめちゃくちゃヘタですが・・・裏山特訓!)

テレマーク はじめてみれば 泥沼化

意味が分かんない人ゴメン!

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