2007年5月9日水曜日

春の渓


アラスカから帰ってきて一ヶ月半

講演会が2回あったりと
なにかと忙しい日々の中で
趣味の山登りだけは続くもので

ニセコ界隈の山(後方羊蹄山×2、岩内岳)
積丹の山(積丹岳)
青森の山(霊峰、岩木山)

など、好きこそもののナントカ、、(いやヘタのヨコ好きか?)
気が付いたら、どんなに忙しいと言いつつも
テレマークスキーで5回も山で遊んでいました。
やはり人間「忙しさ」を理由にせず
もっと遊ぶべきなのだ。
いや遊ばざるを得ない何か、を持つべきなのかも。


そんなボヤキをしている間に
北海道の山はめっきりと雪が少なくなってきて
心のベクトルは川に向きはじめ
私の遊び道具はテレマークスキーからフライフィッシング竿へ交代となります。

今日は、夕まずめよろしく
ニセコに引っ越して初めて近くの渓流に出かけ
今季初の毛針を
終わる春の渓の流れに
そろっとに流してみる。

渓魚の反応はイマイチだけど
北海道の冷たい水の流れにひとまず
自分の体が溶け込み馴染んだような気がして
春の儀式を無事終えたような気分になります。


競争も何にもない生活、、
こういう心に何も引っかからない美しい時間は
実は強烈な体験として残り続けて
ある時その人をとんでもなく強くする
原動力になったりするのだろうなと思うのです。

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