2009年8月11日火曜日

長距離・飛行旅から帰還

フェアバンクスからノームを超えてWalesへ、
そしてベーリング海を見ながら南下してユーコン川河口へ行き、
そのままおおむねユーコン川を遡上してフェアバンクスに戻ってきました。





総飛行距離:3800km
着陸した箇所:27のアラスカン・ネイティブ村
宿泊:すべて翼下のテント泊(6泊)

今回の飛行旅は、単独飛行だったので
訪ねた村々、いろんな人々に出会い、助けられたりしました。

人口わずか数百人程度のアラスカ先住民が住む村へ
小さな飛行機で、しかも日本人がやってくるのですから、
けっこういろんな人に声をかけられたりするのものです。

とくに子供は印象的でした。




回った村々のエスキモーのこと、インディアンのこと
ベーリング海の青さ、この足で歩いたツンドラ大地の感触、
大山火事の中うっすらと見えるユーコン川の形だけを頼りに飛んだり、
悪天の中、離陸、洋上ギリギリを飛行して、
やっと対岸にたどり着いて安堵した思い出など、
これまで体験した中でもっとも厳しい飛行という観点では
アラスカの空を十二分に冒険してきたと思える旅でした。

装備、経験、そして知識・・・
アラスカの自然は厳しく、あらゆる力がなければ
どんな種類の旅でも単独でのそれは厳しいものだと思います。

しかしそれだけに、やりがいも達成感も格別ではあります。



また明日からブルックスの北へ飛びに行きますので
更新はその後で。

p.s.書き込みに対する返事などできなくてすみません。
ネット環境が悪いのと、旅先ではまずネットができないので
本当に記事を更新するだけが精一杯な状況です。
こんな感じが今しばらく続きます・・申し訳ありません。

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