2009年3月24日火曜日

流山写真展を終えて


昨晩、北海道に戻ってきました。

こうして流山の写真展が終わり、
あの準備と期間中の忙しさはどこへやら、
今朝は何事もなかったかのように、日常を送っています。

このギャップ・・・没頭と平穏の波が
お互いのバランスを保って
時間を押し進めているような気がします。
没頭しているときは、平穏を思い、
平穏なときは、没頭を求めるというような感じで。

写真展は、大成功でした。
作品の出来とか展示の仕方とか、本人の準備の仕方とか
そういう点は多分に変わらない勉強と反省の日々ですが、
わざわざ流山まで足を運んでくれた方々との出会いは刺激的で、
自己の勝手な反省と写真展自体の出来は、まったく関係ないのだなと思いました。
あくまでも人との出会いが写真展の核なのであると。

「ああ、あなたがいつもメールをくれる○○さんだったのですね!」

と私の活動にとって精神的生命線である応援してくれる方々と、
1人づつ直接お会いできることは私にとって無上の喜びであり
「まさに、このために飛行活動をやっているのだ」と
断言できる経験、今回の写真展でした。

長年勤めたお仕事を辞めて新しい世界へ飛び込もうとしている女性、
偶然にもお父さんの不幸で東京に来られたときに、訪ねてくれた岡山の男性、
明日からミャンマーへ難民を救うためにNPOの一員として旅立つ友人、
パイロットになりたいけれど、不安で飛び出せずにいる女性、
モンゴルに移住したいと真剣に思っている消防士・・・
そしていつも顔を出してくれるアラスカフリークの面々。

そういう方々とお話をするだけで、
みんな、いろんな人生を生きているだなと思うと、
その脈動が直に感じられて実に私的には興奮してしまうのです。
人生を簡単に過ごそうとしない人たちのダイナミックさに。

さて、今日から次の活動準備の始まりです。
しかし、いままでやってきたアラスカ飛行も
今年出来るかどうかは、全く分かりません。
飛ぶためには、現実的な問題を解決しなければいけません。
しかしそれでも、アラスカを飛びたいという気持ちだけは
簡単に捨ててはいけない、と流山で私の写真を見て
喜んでくれる皆さんの顔を見て思うのでした。

「やっぱ、飛ばなきゃダメだ」と。

最後に、いろいろと手伝ってくれた皆さん、スタッフの方々
本当にありがとうございました、いろいろと学んで
また写真展をやりたいなと本気で思っています。

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