2009年3月7日土曜日

美味!エゾシカサラミソーセージ

3月1日エゾ鹿猟が終了

初シーズンとなった今年、しかも途中から参加したのですが
こんな初心者の私でも4頭分のギフトを自然界からいただきました。
(ようするに4頭仕留めたと言うことです)

野生動物であるエゾシカを獲るということが、どういう事か・・などの
そういう難しい&堅苦しいことは後で書くことにして
ここでは美味しい話を。(いただいた恵みは美味しく食べなきゃ!)

ここで、
獲ったエゾシカの肉はすべて刺身とかタタキに出来るわけではありません。
しかし自然の恵みをすべて活かしたいという気持ちもあり
しっかり自分で取った他の部分の肉も
札幌の大手ハム屋さんに加工してもらうため持ってゆきました。

そして・・なんと凄い量のエゾシカサラミソーセージ!が届きました。

うーん、フレッシュな感じ。
それもそう、自分で獲って自分で解体したものだから、
このサラミソーセージのこと全部・・そう
生きているときのシカの顔まで覚えています。

段ボールは、エゾシカのサラミソーセージでいっぱい。



せっかくもらった自然の恵みですが、こんなに我が家では食べきれません。
北海道は冷蔵庫より寒いので保存もきくし冷凍庫もありますが、いかんせん凄い量。
捨てるのは言語道断&無意味ですからみなさんに無料で配りたいところなのですが、
結構な加工賃もかかっていたりもするので、加工賃と他の実費お値段で
湯口が自分で獲ったエゾシカ食べたいなぁ・・と思うかたにお譲りできれば、と思っています。

即席で作ったこのエゾシカページで申し込む
私に直接メールください。


美味しいですよ!



ここからは、難しい話(笑)

以前から書いているとおり
北海道のエゾシカは、非常に増えており
狩猟中や登山中に見かける森林中の食害は、
なかなか凄いものがあります。

まだこんな幼木から、、、

こんな木まで・・・・ここまで皮を食べられると木は死んでしまいます。

昨年行った知床岬周辺では、こんな巨木が・・・やられていました。
世界遺産たるもの、、、、

でも、逆に言えばそれだけエゾシカのエサがないというわけで・・


これに加えて現地の猟友会の人たちを通じて
農作物や牛のえさ(干し草)をエゾシカが食べてしまう被害で
農家や牧畜関係者がいかに困っているかも
実際に有害駆除に立ち会いお話をすることで理解できました。


そういうわけで、増えすぎたエゾシカを狩猟すると
上記の関係者からは、とても感謝されるのですが
また一方では狩猟を非常に嫌う方々も、もちろんいて、
狩猟を紹介することに決めた私の所には意味深?な
メールも結構寄せられたりしました。

しかしながら、そういう意見の中を漂いながら、
実際森の中にいるシカと対峙するのは悪い気分ではありませんでした。
それは何故かというと、
ただ山を登って歩いているだけでは絶対に分からないであろう
「人間の様々な憶測と実際の世界のひずみみたいなもの」が、
狩猟をすることで目の前にしだいになくなるような気がするからです。


以前から、いろんなアウトドアやアラスカ飛行を通じて
いろんな活動を紹介してきたつもりですが、
いまひとつ自然に関しては言及していなかった私。
これまでのインタビューや著書でも、
そのことには触れられなかった自分ですが
それは意見がなかったのではなくて
「単によく分からなかったから」ということが分かり、
そして今回の狩猟では自然のなんたるかを
ほんの、わずかばかりながら感じたような気がしたのでした。

自然ってシステムそのもので
それを維持するということは、さ、
じゃあ、そのシステム状態はどうなっているのかというと、、

うーん、、、やっぱり分からない(笑)


仕方がないので、
旨いエゾシカのサラミソーセージを食べながら
ニッカのウイスキーをチビリやって(他のお酒でもOK)、
北海道の森に生きるエゾシカのことでも思い出すことにしましょう、
それが一番、土曜の夕方だしね。

北海道エゾ鹿ワールド
新しいエゾシカのHPです。

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