2009年9月28日月曜日

南西アラスカの果てより





昨日までの強風が収まり、四日ぶりに飛行旅再会です。
本日は5カ所の村へ飛びました、ユーコン、カスコクゥムデルタは、
「ここはどこか別の星である」
と言われれば納得してしまうような非現実の景色でした。

あと、村を回って思ったのですが、やはりアラスカの中でも南西部は、
文化人類学的?に秘境である感じがします、他の北や西の村とは
ちょっと村の雰囲気も文化の残り方も違う感じです。
個人として行くのは困難ですが、それでも誰も知らないアラスカとして
なんとかして一ヶ月ぐらい村に滞在すれば、大きく人生が変わることでしょう。
そうシシュマレフに滞在した星野さんのように。

現在、Mekoryuk
という場所にいます。

到着が夜の九時ぐらい、真っ暗雨降りの中、校長先生宅を訪ねて、
学校に泊めてもらうことにしました。

しかし、、

校長先生「いま、学校はインフルエンザで休校中だけれど、それでもいいかい?」

俺「あ・・・OKです(ほかに選択肢がない、、ここは本当の孤島だから)」

校長先生「じゃあ、しっかり手洗いして感染しないようにね」

また子供達に会える!と思っていたのに残念。
この孤島でしばらく滞在しても良いかな?と思っていたのにそれは無理そうです。


ちなみに友人の文化人類学者さまによると、、、
このMekoryukという村は、ロシアと早いうちに同化してしまったらしく(同化という言葉が正しいかどうかはわかりません)すでに昔のエスキモー文化は、残っていません。
しかしながら、最近、他の村で行っているような伝統的文化を取り戻そうとして、博物館にあるような衣装などを復活させて行事などをとりおこなっているらしいです。

しかし、それは百数年前そのままの雰囲気であるらしく非常に滑稽である、とのことです。日本のお侍さんみたいなもの??

伝統的とされる文化も、時代とともに変化していると言うことでしょうか。


明日は海を越えて、本土に戻ります。

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