2009年7月25日土曜日
自由飛行家
How are things going?
ということで
ハスキーの整備がどうなっているか見てきた。
飛ぶ飛行機が絶対に実施する必要がある年検査(Annual Inspection)は
資格を持つ飛行機整備士にお願いするのだけれど、
その検査期間は、だいたい数日。
話を聞いていると、
やはりあちこち、悪いところがあり、その箇所は交換。
いったい幾らかかるのやら、、と思いつつ話を聞き続ける。
以下、整備のJimさん
Jim:「あとは・・・このプロペラ、これは相当古いな。」
俺:「え?もしかして今年飛べないんですか?」
Jim:「いや、それはないけれど、今年の冬あたり交換した方が良い
普通のコマーシャル飛行機は5年で取り替えるんだけれどな
あんたのプロペラは・・・」
なるほど、飛行機はやっぱりカネがかかる。
来年はいったい幾らかかることやら・・・
まあ、かかるお金のことについて思い悩んでも仕方がない。
飛ぶためにプロペラは必要なんだからさ。
ここで自由飛行と経済について考えてみよう
プライベートで空を愛しているのに
飛べない人については2種類の人間がいる。
1.技量は持っているが、資金がないので飛べない人
2.資金を持っているが、機会がないので飛べない人
ある程度技量を維持するために飛行するにはお金が必要だが、そのお金を稼ぐためには必然的に働かなければいけないから時間がない。だから週末パイロットを超えた飛行家になるにはそれ以上の何かが必要だ。また、すでにお金がある人は、人生の大半を仕事に費やしているのでなかなか若いうちに飛行ができず、どうしても自由飛行は難しくなる。
じゃあ、お金を稼いで飛べるプロは?というと、その飛行は仕事そのものであり、決められたオーダーどおりの作業であり、プロの飛行は自由な飛行というにはほど遠い。ほとんどのプロは「自由飛行ではなく飛行機を使ったミッション」、「自由というよりは、事なかれ主義の安全飛行」をこなしているだけなのだから。
これは大学生の時にアメリカで自家用パイロット免許を取り、また自衛隊で戦闘機パイロットとして飛んだ自分が気がついたことで、そう言う意味では、そろそろ俺も潮時なのかもしれないと考えながらも、いや、、もう一人の自分は、自分の中での最高峰自由飛行家「狩猟飛行家」の夢を絶対に諦めていない。自分自身でアラスカの広大な猟場へ飛び、極北のブルックス山脈奥地へ着陸、そこから自分の足でさらに山脈奥地の高みに佇む白い羽衣をまとったマウンテン・ゴートを自分のライフルで仕留めるまでは、なんとしても飛行家のまま踏みとどまらなければいけない。
熱くなってしまった。
週末は、陸路でバルディーズに行ってきます。
まあ、飛行機のことは、なんとかなるさ。
ということで
ハスキーの整備がどうなっているか見てきた。
飛ぶ飛行機が絶対に実施する必要がある年検査(Annual Inspection)は
資格を持つ飛行機整備士にお願いするのだけれど、
その検査期間は、だいたい数日。
話を聞いていると、
やはりあちこち、悪いところがあり、その箇所は交換。
いったい幾らかかるのやら、、と思いつつ話を聞き続ける。
以下、整備のJimさん
Jim:「あとは・・・このプロペラ、これは相当古いな。」
俺:「え?もしかして今年飛べないんですか?」
Jim:「いや、それはないけれど、今年の冬あたり交換した方が良い
普通のコマーシャル飛行機は5年で取り替えるんだけれどな
あんたのプロペラは・・・」
なるほど、飛行機はやっぱりカネがかかる。
来年はいったい幾らかかることやら・・・
まあ、かかるお金のことについて思い悩んでも仕方がない。
飛ぶためにプロペラは必要なんだからさ。
ここで自由飛行と経済について考えてみよう
プライベートで空を愛しているのに
飛べない人については2種類の人間がいる。
1.技量は持っているが、資金がないので飛べない人
2.資金を持っているが、機会がないので飛べない人
ある程度技量を維持するために飛行するにはお金が必要だが、そのお金を稼ぐためには必然的に働かなければいけないから時間がない。だから週末パイロットを超えた飛行家になるにはそれ以上の何かが必要だ。また、すでにお金がある人は、人生の大半を仕事に費やしているのでなかなか若いうちに飛行ができず、どうしても自由飛行は難しくなる。
じゃあ、お金を稼いで飛べるプロは?というと、その飛行は仕事そのものであり、決められたオーダーどおりの作業であり、プロの飛行は自由な飛行というにはほど遠い。ほとんどのプロは「自由飛行ではなく飛行機を使ったミッション」、「自由というよりは、事なかれ主義の安全飛行」をこなしているだけなのだから。
これは大学生の時にアメリカで自家用パイロット免許を取り、また自衛隊で戦闘機パイロットとして飛んだ自分が気がついたことで、そう言う意味では、そろそろ俺も潮時なのかもしれないと考えながらも、いや、、もう一人の自分は、自分の中での最高峰自由飛行家「狩猟飛行家」の夢を絶対に諦めていない。自分自身でアラスカの広大な猟場へ飛び、極北のブルックス山脈奥地へ着陸、そこから自分の足でさらに山脈奥地の高みに佇む白い羽衣をまとったマウンテン・ゴートを自分のライフルで仕留めるまでは、なんとしても飛行家のまま踏みとどまらなければいけない。
熱くなってしまった。
週末は、陸路でバルディーズに行ってきます。
まあ、飛行機のことは、なんとかなるさ。
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