今週は、北海道・日高山脈の「幌尻岳」
今年は、女性が道中の沢で流され死亡するなど
けっこうな騒ぎのあった山域だけに、
入山前、いろいろな人から心配されましたが、
沢屋(だと思ってる)
我々は、了解という感じで
ただ、林道歩き長いなぁ、、尾根歩きやだぁ、、、
という一般登山者が聞くと、眉をひそめるような
発言をしながら、入山しました。
この山「幌尻岳」は深田久弥・百名山であるだけに
大人気であり、人が多いのですが、それほど簡単でもなく
登頂まで三段階を踏む必要があります。
1.駐車場ゲート~沢(北電取水口)までは、林道歩き。
2.取水口~幌尻山荘は、沢歩き。
3.山荘~頂上までは、整備された山道歩き。
それにしても
100名山ピーク・ハンターの多いこと。
会う人、あう登山者に
「百名山ですか?」と聞くと
確実に頷く登山者の皆さん。
目標を持つことは、良いことで
皆さんの目は、とても輝いています。
とくに山荘では百名山フィーバーで、
なにか北海道ローカルな我々も
洗脳されそうになりました。
同行した道産子・友人のつぶやき、
「百名山なんかより、いい山はたくさんあるのよ・・うんぬん」(笑)
ナショジオ風な探検撮影
登山行程では、沢パートが一番楽しく、
山道歩きでは、ほとんど記憶がなく、
しかしながら、山頂付近の氷河の名残であるカール地形は
なかなかの迫力です。
今度は、沢を詰めてカールでヒグマを観察しよう。
などと、よからぬ事を考えつつ、
山頂へ。
日高山脈は、懐が非常に深いので
東西南北、どこを見渡しても「山、ヤマ、やま」の
どことなくアラスカのブルックス山脈に似た感じがしました。
そう、日本っぽくないんです。
そしてこの日の宿泊は幌尻山荘。
案の定、騒ぎすぎて怒られる(×2)も、
無事に山小屋泊を乗り越え(笑)
いつも、誰もいない場所で、騒ぐ我々にとって
怖いのは、熊だけではありません。
日高は、最初で下見的な山行でしたが、
今後は、沢を中心に、そろそろ攻めてみようかなぁと
十分に思わせる素晴らしい山域であることは確か。
また、日本、北海道から
離れがたくなってきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿