2007年9月13日木曜日

ウイスキーの40番よ





(6月24日の記事です)

「あなたの飛行機はウイスキーパーキングの40番よ」

「ウ、、ウイスキー?」

「アラスカのパイロットはウイスキーばかり飲んでるから
そんな名前になったのよ、ちゃんと40番に飛行機停めるのよ」

アンカレッジの小型飛行機専用の飛行場、
駐機場を借りに行った時、事務のお姉ちゃんはそう言った。

その後、ハスキーで晴天8時のアンカレッジ上空、
短くて小さい砂利道滑走路を探しあてて着陸。

大きな町の中にこんな情緒溢れるちいさな滑走路、
着陸時の心地よい緊張感がほぐれると
風景はぐるり360度砂利道ばかりで田舎の雰囲気。

ウイスキーの40番パーキング、、、

たどり着くと、40番には違う飛行機が停まっていた。
これは、スーパーカブ殿。。
右翼にガンケースが装着されている、、
40番といったお姉ちゃんの顔が浮かび、どうなんだか
堂々と僕のウイスキー40番にいすわるスーパーカブ様。
まあアラスカだし、、と隣の41番に駐機。
やはり年季の違うスーパーカブ様、切り番譲ります。

でもまさか、ウイスキー飲んで着陸したのでは、、、

のんびり&いい加減なアラスカって素敵。



写真上:堂々とウイスキーの40番にいすわるスーパーカブ殿
    向こうは我がハスキー
中央:右翼下に装着されたカッコいいガンケース!真似しよう。
下:遠くでおさまる可愛い黄色のスーパーカブ。
  まわりはカブちゃんだらけ。

山火事の影響




(6月23日の記事です)

アラスカに来て素晴らしい天気、最高の飛行日和。

写真左のフライト二日目。
ハスキーも青空バックに砂利道滑走路がよく似合ってる。

これが昨日のこと。
30分ほど飛んでハスキー慣らし。
地上の景色はやっぱり綺麗だった。

そして、今朝。

朝6時に起きてみるとなんだか外が暗い。
表に出てみて空の様子をみていると
スモーキーな匂いがする、、??
視程が悪く飛びたくない天気。

そしてアンカレッジデイリーニュース(新聞)を見てびっくり。
キーナイ半島の南、カリブーヒルズという場所で山火事が起きて
その煙が南風にのってアンカレッジに到達しているのだ。
今日の夕方遅く風向きが変わるまでこの状態は続くという予報。

他にもアンカレッジの北の街、ウイローとタルキートナの
ちょうど真ん中で同じく山火事が起きている様子。
こちらの山火事も気になる。
一昨日の雷が原因だろうか?

でも昨日、フライトをした時はそんな煙は見当たらなかった。
とにかく飛んでも仕方がない。
天気がいい日が続くと続くと我々には不都合なことも起きる。
でも、それが自然循環というものなのだろうな。

今日は、ゆっくり待ちの日。
しかし、、それなりの規模の山火事なのだろう。
アンカレッジからキーナイの火事発生地点は
180kmも離れているのだから。

今後の推移は、また報告します。

写真右はカリブーヒルズの火災
(アンカレッジデイリーニュースから)

夏のハスキー


(6月21日の記事です)

ハスキーを取りに行きました。

アンカレッジから車で一時間半のところにある飛行場に
フォードで行ってハスキーとご対面。
3ヶ月ぶりの再会は、「おっハスキー、かっこいいじゃん」
という印象、なんだか不思議な気持ち。

エンジンを回してシミュレーションテイクオフをして感覚を取り戻す+ハスキーの調子を見たあとフライト開始と思ったら
風が急に強くなったのですぐに中止。
のんびり森の飛行場で作ってきたおにぎりを食べながら待つ。

こういう時は、絶対にあせっちゃダメ。
風見鶏を見ながらのんびりいこう。

アラスカは今日、日射がすごくて地上の空気が暖められて
すごく風が巻いていた。
空の世界は、高気圧と太陽がいいとは限らないのだ。
太陽が雲に隠れて、地表面の温度が一時安定したころを
狙って離陸。

3ヶ月ぶりの飛行。
やっぱりすごくいい、すごく面白い。
でも感覚はすぐに戻って楽しいんだけれど
やっぱり外ばかり見ている、空中衝突が怖いのだ。
アラスカの夏は飛行機がメチャクチャ多いから。

でも、、
冬の厳しいフライトは、なんだったんだろう?
というぐらい快適。Tシャツと窓全開で最高に爽快フライト。
緑でいっぱいの地上の景色は、本当に天国みたい。
これからどうやって遊ぼう、、かな。

アンカレッジの砂利滑走路に着陸後、荷物を整理して
家まで歩いて帰る。
車は近郊の街の飛行場にあるので取りに行かなきゃいけない、、
だれか飛行機でそこまで乗せますので
運転して持って帰って来てくれませんか?

写真は、今日泊まりになるかも、と思って持っていった
ビールが破裂しそうになったのでやむなく飲んだ時のです。

アラスカに行ってきます

(6月13日の記事です)

早いもんですね、、、
もうアラスカに戻ります。

明日から台北経由でアラスカ入りです。
北海道から直接、台北に行けるのでちょっと楽です。
台北で3日間、ヤボ用を済ましたあとの(観光、、)
アラスカ入りです。

たぶんこの夏はハスキーと一番遊べる年になると思います。
アリューシャン北部への飛行、北極海までの旅、
ブルックス野営飛行、フェアバンクスの友人訪問、
アンカレッジの仲間との再会、、、

ああ、いろいろとあるけれど
本当に楽しみ。

夏、野宿しながら飛行機と一緒に
アラスカ中を旅するのが
夢だったから、、

夢っていうのは
「自分の理想を実現しようとする
姿勢を保っている状態のこと」
のような気がします。


では、いってきますね。

日本の沢登り




(6月11日の記事です)

もうすぐアラスカ、、といいつつも
あいかわらず準備なんかをせず、
北海道の山へ沢登りに
1泊の沢の中での野営を含めて行ってきました。
場所は、積丹半島の積丹岳、伊佐内川。

北海道でこの時期の沢登りは
時期的にはまだ速いのですが、
アラスカに行く前に日本の夏の自然を一番味わえる
沢登りで源流行がしたかった。
むせ返るような濃い森と清流の美しさは
北海道、いや日本の誇る素晴らしい財産だとおもうのです。

写真右:苔むした伊佐内川を歩く
中央:滝の中央をシャワークライム
右:残雪残る伊佐内川の源流部


沢登りとは、川の流れとは逆に上流にむかい
豊かな自然が残る渓をたどり、釣りや山菜取り、
そして野営などを通じて自然と真に一体化できる素晴らしい旅。
日本独自の文化で出来上がったこの旅のスタイルは
釣りや冬山にならんで一生かかっても飽きない
私のライフワークです。

北海道の沢の水はまだ冷たくしかも雪代で増水しているので
遡行は楽ではありませんでしたが、初めての人を3人連れて
新緑が美しい森の源流をたどる旅はアラスカに行く直前の
私にとって最高の思い出になりました。

アラスカの自然は、野生そのものの魅力があり
日本の自然は人と森との関わりに魅力を感じます。
いずれも自分で歩いてこそ
いろいろと感じる事ができると思います。

こんな日本の自然をたっぷり味わった後に
アラスカに行く自分がどう変わるのだろうかと
ちょっと楽しみだったりします。

北海道山菜紀行




(5月22日の記事です)

北海道は、山菜がいい感じ。
里山道端のすぐそこにお金では買えない
ゴージャスな食材が転がっていました。

最初の写真は、いわずとしれた「タラノメ」
道端の日当たり良好地帯に孤高の新芽がそびえる。
容赦なくいただき。
天ぷらが旨い。
ほろ苦味とうま味が、
この世にこんな旨いものがあるのだと教えてくれる。
しかもタダ。

最後は、「コシアブラ」
この新芽はあまり知られていないようで
どんなフル装備の山菜マニアジジイとババア(失礼、、)でも
採っている姿を見たことがない。
みんながタラノメに夢中になっているときに
コシアブラをごっそりビニール袋に入れる快感は
人生の教訓に似ている。
「誰もやらないことをやりなさい」

天ぷらで素揚げっぽく仕上げると
極上の薄苦味感+葉っぱの歯ごたえを味わえる。
誰にも教えたくない要注意山菜だ。


他にも「ハリギリ」など渋い新芽の写真もあるのだけれど
掲載は3枚までなのでまた今度。
ちなみにハリギリは、アクがタラノメよりさらに強い味。
きっと少し葉が出てから食べると良いんだろうな。


天ぷら with 恵比寿ビール、、といきたいところだが
マグナムドライ(笑)


ああ、いいな。
みんながこぞっていく世界遺産の知床や屋久島にいかなくても
近所の野山に十分感じられる楽しい自然があるんですね。