2010年4月25日日曜日

シアトル空港にて


アラスカ準備とブルーレイ製作で
なかなか更新できずにいましたが、

いつの間にか出国していました。

現在地、シアトルです。


成田→シアトル間のフライトはデルタでした。
CAがみんな迫力あるお兄さんで、
ちょっと・・・・という感じでした。

そして、シアトル着陸1時間前に
なんだか仰々しい機内放送があり、聞いていると
なんと機長の引退フライトであるらしく、
32年間分の思いの詰まった興味深い機内放送が流れて
乗客はしばし耳を傾け、終わった後に大拍手となりました。

その内容を少し紹介。


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私は、本日のフライトをもちまして32年間の飛行を終えます。
国際線常務は、20年間、飛行時間は2万7千時間になりました。

ジェットの速度で、3万フィートの高度を
アジア、ヨーロッパと駆け巡る人生は
素晴らしく、本当にやりがいのある仕事でした。

しかしながら、国際線常務は家族と離れる時間も多く
妻と娘につらい思いをさせてしまったと思っています。


中略・・

この便には、私の愛すべき美しい妻と娘が、乗っております。

この日の私の最後のフライトを、いつも帰りを待ち続けてくれた
私の妻と娘に捧げます。


本日は、この便にご搭乗頂きありがとうございました。

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その後、大拍手。


ラストフライト、この言葉、、パイロットには重い。


そういえば私が、F-15をおりる時は、
ラストフライトセレモニーがありませんでした。

それは「勝手に辞めたから」なのですが、
まあそれはいいとして、

人生のラストフライトがいつ来るのか、
出来れば、死ぬ前日まで飛んでいたいなと思うのでした。


これからフェアバンクス便に搭乗します。


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